【広告】この記事には Amazon.co.jp へのアフィリエイトリンクが含まれます。Amazonのアソシエイトとして、Bo-On Room は適格販売により収入を得ています。Amazon へのリンク先の製品は当店の取扱商品ではなく、当店は使用・測定をしていません。

「吸音材 おすすめ」で検索すると、どの記事も違う製品を1位にしています。そこで視点を変えて、実際に買われている数を見ることにしました。Amazon.co.jp の検索結果には、製品によって「過去1か月で◯点以上購入されました」という表示が出ます。これを2026年10月2日に18の検索語で記録し、型別に集計したのがこの記事です。

前提を1行:吸音材は部屋の中の響き(反響)を減らす素材で、隣や外への音漏れを止める力はほとんどありません。音漏れを減らすのは遮音の役目です。→ 吸音と遮音の違い

立場の開示:Bo-On Room は静科の吸音材と簡易防音室を販売する店です。この記事に出てくる他社製品を、当店は使用も測定もしていません。数字はすべて Amazon の画面に表示された値の記録です。

結論:購入数の表示がもっとも多かった型は、①30cm角のウレタン吸音材、②壁用の遮音シート、③吸音材を貼るためのテープ、の3つでした。③は吸音材そのものではありませんが、月間の購入数は①②と並びます。「何を貼るか」と同じくらい「どう貼るか」にお金が払われている、というのが今回いちばんの発見です。

調査の方法と、この数字の限界

先に限界を書きます。この記事の数字は、次の条件で読んでください。

  • 記録日:2026年10月2日。価格と購入数の表示は日々変わります。
  • 対象:Amazon.co.jp で「吸音材」「吸音パネル」「吸音ボード」「遮音シート」「防音シート 壁」「吸音材 賃貸」「吸音 フェルト」「防音パネル」「吸音材 両面テープ」「隙間テープ 防音」「吸音材 天井」など18の検索語を調べ、それぞれ1ページ目に出た製品のうち、購入数の表示があったもの。
  • 下限の合計:表示は「50点以上」「100点以上」「400点以上」のような刻みです。表の「月間購入数」は、この刻みをそのまま足した下限で、実数はこれより多くなります。
  • 漏れがある:購入数の表示が出ない製品、2ページ目以降の製品、楽天市場・Yahoo!ショッピング・ホームセンター店頭の販売は入っていません。
  • 売れている=効く、ではない:購入数は人気の指標で、吸音性能の指標ではありません。性能は厚み・密度・貼る面積で決まります。

同じ方法で毎月記録を続け、この記事を更新していきます。

型別の集計結果(2026年10月2日)

型 記録した出品数 月間購入数(下限の合計) 価格帯の目安 メモ
ウレタン吸音材(30cm角・波型/ピラミッド型) 12 1,950点以上 1,000円台〜7,000円台 1つのブランドが1,150点以上を占める
遮音シート(壁用・ロール/30cm角) 13 1,700点以上 2,000円台〜8,000円台 国内メーカー品と新興ブランドが混在
吸音材・スポンジ向けをうたう固定テープ 10 2,850点以上 数百円〜2,000円台 比較的新しい出品が半分以上を占める
隙間テープ(ドア・窓の防音をうたうもの) 13 2,600点以上 数百円〜1,000円台 防音以外の目的(すきま風・虫)でも買われる
高密度フェルトボード(ポリエステル系) 4 250点以上 2,000円台〜6,000円台 楽天市場ではこの型が目立つ
自己粘着つきウレタン吸音材 4 250点以上 1,000円台〜4,000円台 粘着なしタイプの8分の1ほど
木製の吸音ウォールパネル 2 350点以上 1,000円台〜2,000円台 比較的新しい出品
換気口用の吸音スポンジ 1 400点以上 数百円 壁ではなく換気口に入れる製品
メラミン系(ホワイトキューオン 30cm角・1枚) 1 200点以上 数百円(1枚) 1枚売り
マイク用リフレクションフィルター 2 100点以上 2,000円台〜7,000円台 マイクの後ろに立てる製品

出典:Amazon.co.jp の検索結果ページに表示された「過去1か月で◯点以上購入されました」を、2026年10月2日に当店が記録。価格帯は記録時点のおおよその目安で、個別の製品の価格は載せていません。現在の価格と在庫は各販売ページで確認してください。車用のデッドニング材、洗濯機用の防振ゴム、トレーニング用マット、遮光カーテンは「部屋の響き・音漏れ対策」と目的が違うため表から除きました。

1. ウレタン吸音材:数はいちばん出ている。役目は「高音を安く広く」

30×30×5cm のウレタン吸音材は、今回記録した中で購入数の表示がもっとも多い吸音材でした。YOPIN の極厚ウレタン(Amazon)は、枚数違いの出品を合わせると月間1,150点以上でした。ほかに波型3cmの4枚セット(400点以上)、ピラミッド型36枚(100点以上)などが続きます。

枚数がタイトルに書いてある4つの出品(12枚〜50枚・覆える面積は1.08〜4.5㎡)で面積あたりの値段を計算すると、記録時点で1㎡あたりおよそ2,000円前後でした。枚数が多いセットほど割安になります。

1㎡あたり2,000円前後で壁を覆えるのが、この型が選ばれる理由です。一方で、波型・ピラミッド型は「5cm」と書いてあっても谷の部分は薄く、密度の表記がない製品も多くあります。買う前に見る表記は ウレタン吸音材の選び方 にまとめました。

気になった点:裏に粘着がついた「自己粘着」タイプは4出品・250点以上で、粘着のないタイプ(1,950点以上)の8分の1ほどでした。貼る手間を省ける製品より、吸音材とテープを別々に選ぶ買い方のほうが多い、と読めます。これは次の「固定テープ」の話につながります。

2. 遮音シート:音漏れ対策の本命として買われている

遮音シートは13の出品で月間1,700点以上でした。いちばん多かったのは 厚さ1.2mm×幅940mm×10m のロール(Amazon)で、400点以上。1巻で9.4㎡あるので、面積あたりではウレタン吸音材よりずっと安く、1㎡あたり数百円です。大建工業の「遮音シート940SS」(100点以上)、日本特殊塗料の「オトナシート」(100点以上)、ゼオン化成の「サンダム」(50点以上)といった国内メーカー品も並びます。カット済み・枚数セットの製品(各200点以上の出品が4つ)も買われており、ロールを切る手間がない点が選ばれていると考えられます。

注意したいのは重さです。遮音シートは重いほど効く素材で、1.2mm厚のロール1巻は20kg前後あります。賃貸の壁紙にテープで直接貼ると、はがすときに壁紙ごと傷める原因になります。貼り方は 賃貸で防音シートを使う方法 と 防音パネル・防音シートは効果ない? を先に読んでください。壁1面にシートを貼っただけでは、期待したほど音漏れが減らないケースも正直に書いています。

3. 固定テープ:吸音材と同じくらい「貼る道具」が売れている

今回いちばん意外だったのがここです。「吸音材 両面テープ」で検索して出てくる、吸音材・スポンジ向けをうたうテープは、10の出品で月間2,850点以上。数だけなら、ウレタン吸音材(1,950点以上)を上回りました。

価格は1巻あたり数百円から2,000円台です。注目したいのは、比較的新しい出品が月に400〜500点買われていることです。固定テープ10出品の月間2,850点のうち、半分以上にあたる1,650点が新しい出品でした。「賃貸OK」「はがせる」をうたうテープが、ここ最近で増えていると読めます。

これは当店の検索データとも一致します。当店ブログに届く吸音材関連の検索のうち、表示回数のおよそ4割が「吸音材 壁 傷つけない」「吸音材 両面テープ 剥がれる」「吸音材 貼り方 テープ」といった貼り方の悩みでした(Google Search Console・2026年7月3日〜9月30日)。吸音材を買った人が次に困るのは、どう貼るかです。

テープを選ぶ前に:「はがせる」と書いてあっても、壁紙の種類や貼っていた期間によっては壁紙が傷むことがあります。当店は上の製品で壁紙の試験をしていないため、「跡が残らない」とは保証できません。賃貸では、壁紙にマスキングテープを下地として貼り、その上に両面テープを貼る方法が基本です。手順は 吸音材の貼り方(賃貸OKの5つの方法) と 吸音材が剥がれる・跡が残るときの対策 にあります。

4. フェルトボード・木製パネル・換気口スポンジ:数は少ないが伸びている型

高密度フェルトボード(ポリエステル系)

密度200kg/m³をうたう硬いボードで、Amazonでは4出品・月間250点以上でした(例:Moon River 吸音ボード(Amazon)・100点以上)。楽天市場ではこの型のほうが目立ち、12枚セットの出品が検索結果の上位に複数並んでいました(2026年10月2日・楽天市場「吸音材」)。見た目がすっきりしていて、ピンで留められるのが選ばれる理由です。各社の違いは フェルト吸音パネル4社比較 へ。

木製の吸音ウォールパネル

不二貿易の木製吸音ウォールパネル(Amazon)は、40.5×80cm のパネルです。比較的新しい出品ですが、月間300点以上買われていました。吸音材というより、壁の見た目を変えるインテリア寄りの製品として買われていると考えられます。見た目を優先する人向けの選び方は おしゃれな吸音材の選び方 にまとめています。

換気口用の吸音スポンジ

壁の換気口(給気口)に入れるスポンジで、月間400点以上。外の音や話し声が換気口から入ってくる、という悩みに向けた数百円の小さな製品です。

メラミン系(ホワイトキューオン)

東京防音のホワイトキューオンは、30cm角・厚さ10mm の1枚売りが月間200点以上でした。まず1枚で試したい人に買われていると考えられます。詳しくは ホワイトキューオン比較ガイド を見てください。

売れている型と、あなたの目的は合っていますか

購入数が多い型を選べば失敗しない、とは言えません。目的と型が合っていないと、何枚貼っても変わらないからです。

困りごと 合う型 合わない型と理由
Web会議・配信で声が響く フェルトボード、厚みのある吸音パネルをマイクの背面と側面に 遮音シート(響きは減らない)
隣の部屋・外へ音が漏れる 隙間テープ+遮音シート。それで足りなければ防音室 ウレタン吸音材だけ(音漏れはほとんど減らない)
スピーカーや楽器の高音がキンキンする ウレタン吸音材を一次反射面に 薄い遮音シート
外の話し声・車の音が入ってくる 換気口スポンジ、窓・ドアの隙間テープ 壁に貼る吸音材(入口が違う)
賃貸で壁を傷つけたくない ピン留めできるフェルトボード、マスキング下地+テープ 強力両面テープの直貼り、スプレーのり

「貼ったのに変わらない」という相談の多くは、音漏れ(遮音の問題)を吸音材で解こうとしたケースです。効かない条件は 吸音材は効果ない? に詳しく書きました。100円ショップの製品から始めたい方は ダイソー・100均の吸音材 もどうぞ。

当店の吸音材は、売れ筋の価格帯の外にあります

当店が販売している 静科 SHIZUKA E-15 は、300×600mm・厚さ15mm・裏面粘着つきの国産パネルで、1枚¥3,880、8枚セット¥22,800 です。8枚で覆える面積は1.44㎡なので、1㎡あたり約¥15,800。上のウレタン吸音材(1㎡あたりおよそ2,000円前後)の約8倍の値段です。

静科 SHIZUKA E-15 吸音パネル 300×600mm 厚さ15mm

今回の調査ではっきりしたのは、Amazonで数が出ているのは1セット数千円の製品だ、ということです。広い面積を安く覆いたい人に、E-15 は向きません。E-15 が合うのは、厚さ15mmで収めたい場所、粘着つきで手早く貼りたい場所、国産メーカーの仕様表記で選びたい人です。仕様はメーカー表記のまま 静科ブランドガイド と商品ページに載せています。

何枚必要かは、部屋の広さから 必要枚数シミュレーター で目安を出せます。早見表は 吸音材は何枚必要? にあります。

買う前の確認リスト

  1. 目的は響きか、音漏れか。響きなら吸音材、音漏れなら隙間と遮音が先です。
  2. 厚みと密度の表記。表記がない製品は高音向けと考えます。
  3. 難燃の表記。ウレタンは燃えやすい素材です。コンセントや暖房器具の近くに貼るなら必ず確認します。
  4. 貼り方を先に決める。吸音材と一緒に、マスキングテープ・両面テープ・ピンのどれで留めるかを決めて、同時に買います。
  5. 少ない枚数から。まず1面、マイクやスピーカーの正面と背面から貼り、足りなければ足します。

各ブランドの位置づけは 吸音材ブランド15社の整理、実際の利用者の声は出典つきで 吸音材の口コミ調査 にまとめています。

よくある質問

Amazonでいちばん売れている吸音材はどれですか?

2026年10月2日の記録では、30×30×5cm のウレタン吸音材(YOPIN)が、枚数違いの出品を合わせて月間1,150点以上で最多でした。購入数の表示は「◯点以上」という下限なので、実数はこれより多くなります。

売れている吸音材を買えば、音漏れは減りますか?

ほとんど減りません。吸音材は部屋の中の響きを減らす素材です。隣や外への音漏れを減らすには、隙間をふさぐことと、重い素材で遮ること(遮音)が必要です。

吸音材を貼るテープは、何を選べばいいですか?

賃貸では、壁紙にマスキングテープを下地として貼り、その上に両面テープを貼る方法が基本です。「はがせる」と表示されたテープでも、壁紙の種類や期間によって傷むことがあるため、目立たない場所で試してから全体に使ってください。

遮音シートだけ貼れば防音になりますか?

壁1面に貼るだけでは、期待したほど変わらないことが多いです。音はドアや窓の隙間、床、天井からも回り込みます。先に隙間テープで隙間をふさぎ、それから音が抜けている面を特定して貼る順番をおすすめします。

この調査は今後も更新されますか?

同じ検索語・同じ方法で毎月記録し、この記事の数字を更新します。記録日は表の下に明記します。

出典と記録方法

  • [1] Amazon.co.jp 検索結果ページ(18の検索語・各1ページ目)の「過去1か月で◯点以上購入されました」の表示。2026年10月2日に当店が記録。
  • [2] 楽天市場「吸音材」検索結果の上位45件。2026年10月2日に当店が記録。
  • [3] Google Search Console(shop.bo-onroom.com・bo-onroom.com)2026年7月3日〜9月30日の検索クエリ。吸音材・防音資材に関する644クエリ・表示33,123回のうち、貼り方・テープ・剥がれに関するものが13,200回。

Amazonへのリンクについて:この記事から Amazon.co.jp へのリンクはアフィリエイトリンクです(Amazonアソシエイト)。読者の支払う金額は変わりません。製品名は記録日のものです。最新の価格と仕様は各販売ページで確認してください。

何枚・どこに貼るかを先に決めたい方へ

必要枚数シミュレーター 賃貸OKの貼り方を見る

吸音で足りないとき(音漏れを本気で減らしたいとき)は 組み立て式防音室の比較 へ。

Latest Stories

このセクションにはまだ内容がありません。テーマ編集画面から追加してください。