「見た目がおしゃれな吸音材を探すと、hisoka・QonPET・フェルメノン・sotto あたりが出てくるけど、何が違うの?」——フェルト系(PET・硬質フェルト・木質複合)の吸音材は、色と形の豊富さで人気の「見た目系」カテゴリです。

この記事では、防音・音響の専門店 Bo-On Room が、公開情報で確認できた範囲の事実だけを使って4ブランドを公正に比較します。当店はいずれの取扱店でもありません(当店は静科パネルの販売店です)。確認できなかった項目は「未確認」と書きます。

前提を1行:吸音材は部屋の反響を減らすもので、音漏れはほとんど減りません。→ 吸音と遮音の違い

結論:4ブランドとも「見た目」が主戦場で、9mm級の薄手フェルトは高音向き・声の帯域(500Hz〜)には薄いのが共通の性質。壁を飾りながら軽く整えるなら4ブランドのどれでも目的を果たせます。Web会議・配信の「声の響き」まで直したい場合は、見せる場所にフェルト系+効かせる場所(画角外)に15mm以上の実力系、という組み合わせが失敗しません。

4ブランドの比較表(公開情報・2026年8月末時点)

項目 hisoka(防音ファストラボ) QonPET(和気産業) フェルメノン sotto(友安製作所)
素材 PETフェルト ポリエステル(粘着剤付き) 高密度硬質フェルト クッション材+天然木
厚みの代表 9mm 数mm〜(製品による) 9mm前後(デスクトップパネルは自立型) 9mm
サイズ・構成の例 30cm角・12枚組 WBK-01 等 80×60cmボード/デスクトップパネル120×60cm パネル・5色展開
価格帯の目安 12枚 ¥3,000〜4,000台 数千円台 ¥3,973〜(80×60) 1万円前後〜
確認できた実績 楽天ランキング1位・3冠表示(当店調査時の記録)・虫ピン付属 比較メディア掲載・DIY大手のブランド 比較メディア2誌掲載・卓上パーテーション定番 比較メディア掲載・インテリアEC大手の意匠系
吸音率の公表 未確認 未確認 未確認 未確認
買える場所 楽天中心 ホームセンター・EC EC各所 自社EC・EC各所
個性を一言で 楽天の売れ筋・色数 DIY流通の入手性 卓上ブース化もできる硬質フェルト 木×フェルトの家具的デザイン

出典: 大手比較メディアの製品情報(SAKIDORI 2026年5月28日更新ほか)と当店の市場調査記録[1]。価格・仕様は変動するため購入前に各販売ページでご確認ください。4ブランドとも吸音率(NRC等)の公表は確認できませんでした(未確認)。

フェルト系の得意・不得意(4ブランド共通の物理)

  • 得意:高音のキンつき・軽い反響の緩和/壁の装飾と兼用/カッターで切れる加工性/ピン留めできる軽さ。
  • 不得意声の中心帯域(500Hz〜2kHz)への効きは厚みなりに小さい。9mmは物理的に「高音向け」です。低音はほぼ効きません。
  • つまり「貼ったのに会議の声の響きが変わらない」は製品の不良ではなく、厚みの選定ミスです。→ 効果がない3つの理由

どう選ぶか——ブランドより先に「場所」で決める

場所・目的 フェルト系で足りる? 推奨構成
カメラに映る背景の装飾+軽い吸音 足りる 4ブランドから色・形の好みで選ぶ(六角形・木質など)
Web会議・配信の「声の響き」を直す 足りない 見せる場所にフェルト系、モニター裏・左右(画角外)に15mm以上(例: 静科E-15)→ 解説
楽器・スピーカーの低音 足りない 38mm以上や布巻きグラスウールの領域 → ピアノの吸音
卓上の簡易ブース 用途次第 フェルメノンのデスクトップパネル等、自立型を三方に
静科 SHIZUKA E-15(15mm厚)。フェルト系と組み合わせて「効かせる場所」に使う実力系パネル

賃貸での貼り方(フェルト系の利点を活かす)

フェルト系は軽いので、虫ピン留めが最も安全で跡も最小です(hisokaは虫ピン付属の販売実績あり)。両面テープを使う場合はマスキングテープ下地を。剥がれ・跡の対策の全パターンは こちらの記事 にまとめています。

よくある質問

hisoka・QonPET・フェルメノン・sotto で一番吸音力が高いのは?

4ブランドとも吸音率の公表が確認できないため、優劣は断定できません。物理的には同じ9mm級フェルトなら効く帯域は近く、選択は色・形・入手先・価格で決めるのが現実的です。

フェルト吸音材で会議の声の響きは直りますか?

9mm級では効きが小さいことが多いです。声の帯域には15mm以上の厚みが目安で、フェルト系は装飾+補助と考えるのが失敗しない設計です。

虫ピンで壁に穴が開くのは大丈夫?

虫ピンの穴は多くの賃貸で通常損耗の範囲とされますが、契約書の記載を確認してください。

洗えますか?においは?

PETフェルトは低臭でカット可能な製品が多いですが、洗濯可否は製品によります。各販売ページでご確認ください(未確認の製品もあります)。

フェルト系と静科E-15はどう違いますか?

E-15は15mm厚のハニカム構造で、メーカー表記で500Hz帯の反射音を約20%低減します。フェルト系は装飾性、E-15は声の帯域への実力という役割の違いです。

まとめ買いは何枚が目安?

装飾兼用なら見せたい面に12枚前後。部屋の響きを変える目的なら、素材を問わず壁面積の15〜35%が目安です(シミュレーターで計算できます)。

出典

  1. SAKIDORI「吸音材のおすすめ」(2026年5月28日更新・各製品の素材/サイズ) https://sakidori.co/article/958381 / Amebaチョイス https://choice.ameba.jp/sound-absorbing-panel/ / 当店市場調査記録(楽天1位表示・2026年8月)

フェルト系吸音材のメーカー・ブランド様へ

本記事は公開情報のみで公正に書いています。仕様の一次情報(吸音率データ等)をご提供いただければ出典付きで反映します。また、当店で貴社製品を紹介・販売するパートナーも募集しています(掲載料なし・在庫を持たない受注後発注)。取扱パートナー募集ページ

「見せる場所」はお好みのフェルトで。「効かせる場所」は当店のE-15で。
静科 E-15(300×600×15mm)1枚 ¥3,880/8枚 ¥22,800・送料無料

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