主要メーカーの動向・価格改定・行政統計で読む「防音室市場の現在地」

調査・執筆: Bo-On Room 編集部(防音室専門店)/調査基準日: 2026年8月30日/初版公開: 2026年8月30日/本記事の図表・数値は出典を明記のうえ自由に引用・転載いただけます(引用ポリシー

「防音室って、今どうなっているの?」——2020年のコロナ禍で一気に注目を浴びた簡易防音室(組み立て式防音室・防音ブース)は、その後どうなったのか。ブームは終わったのか、それとも定着したのか。メーカーは何を変え、価格はどう動き、行政の統計は何を示しているのか。

本レポートは、ヤマハ・カワイ・OTODASU・だんぼっち・VERY-Q・ライトルームなど12社超のメーカー動向と、環境省・総務省・国土交通省・内閣府・東京都などの行政一次統計を突き合わせ、簡易防音室業界の2026年時点の構造を一枚で把握できるようにまとめたものです。数値はすべて出典を付し、確認できなかった事項は「未確認」と正直に記載しています。業界関係者・住宅関係者・メディアの方の引用・転載を歓迎します。

組み立て式簡易防音室OTODASUの設置例。本レポートが扱う「置き型防音室」の代表的な形状

1. 要約:2026年の簡易防音室業界を表す12の数字

19,886件
全国の騒音苦情(令和6年度・環境省)[1]
+32.3%
令和元年度→2年度の騒音苦情増加率[2]
44.9%
共同住宅の割合・過去最高(令和5年・総務省)[7]
71.6%
東京都の共同住宅割合[7]
24.6%
雇用型テレワーカー割合・首都圏37.5%(令和6年度・国交省)[9]
42.9%
家庭でゲームをする人の行動者率(+7.1pt)[12]
198%
2020年6〜8月の防音室問い合わせ・前年同期比(山野楽器)[14]
+14.8%
ヤマハ セフィーネNS 2023年値上げ幅(0.8畳Dr-35)[17]
+7〜24%
OTODASU 2026年夏の改定幅(モデル別)[23]
¥12,760/月
ヤマハ新品防音室レンタル「MCプラン」最安(2025年11月〜)[20]
40,000台
テレキューブ累計設置台数(2026年2月)[36]
19,000人超
防音賃貸「ミュージション」の入居待機者数[40]
結論を先に言うと、簡易防音室は「一過性のコロナ特需」ではなく「構造的需要」に移行しています。
根拠は3つ。①騒音苦情は2020年度に3割増えたまま4年連続で2万件前後に高止まりしている。②テレワークはピークから下がったものの、雇用型で24.6%・首都圏で37.5%とコロナ前の1.7倍で定着した。③防音賃貸の入居待機者は3年で2,800人から19,000人超へ約7倍に増え、「音を出せる住まい」は構造的に足りていない。

一方で供給側は、原材料高による全階層での値上げ、楽器メーカー以外の異業種素材メーカーの参入レンタル・サブスク・中古という新しい入口の整備、そして性能表示の非統一という課題を抱えたまま、2026年を迎えています。

2. 調査方法と本レポートの立場

本レポートは2026年8月30日を基準日として、以下の方法で作成しました。

  • 行政統計:環境省・総務省・国土交通省・内閣府・東京都・日本生産性本部等の公表資料(PDF・公式ページ)を直接参照。数値は原典の表記をそのまま採録。
  • メーカー動向:各社の公式サイト・製品ページ・ニュースリリース・IR資料・PR TIMES配信を直接参照。価格は基準日時点の公式表示(税込/税抜を明記)。
  • 市場・報道:日経xTREND・AV Watch・ITmedia・4Gamer 等の報道と、業界団体・調査会社の公表値。
  • 独自データ:当店(shop.bo-onroom.com)の Google Search Console 実測値。
利益相反の開示:Bo-On Room は組み立て式防音室 OTODASU の正規販売店であり、吸音材・防音材も販売しています。本レポートでは他社製品を含め公式一次情報のみを根拠とし、当店の販売上の利害で記述を歪めないよう努めました。確認が取れなかった事項は推測で埋めず「未確認」と明記しています。

3. 需要側①:行政統計で見る「音のトラブル」——騒音苦情は年2万件で高止まり

騒音苦情はコロナ元年に32%増え、そのまま戻っていない

環境省が毎年公表する「騒音規制法等施行状況調査」は、全国の地方公共団体に寄せられた騒音苦情を集計した唯一の全国統計です。最新の令和6年度(2024年度)の苦情総数は19,886件。注目すべきはその推移です[1][2]

表1. 全国の騒音苦情件数の推移(環境省「騒音規制法等施行状況調査」)
年度 苦情件数 前年度比 備考
令和元年度(2019) 15,726件 コロナ前の水準
令和2年度(2020) 20,804件 +32.3% 在宅時間の増加と重なる
令和3年度(2021) 19,700件 −5.3%
令和4年度(2022) 20,436件 +3.7%
令和5年度(2023) 19,890件 −2.7%
令和6年度(2024) 19,886件 ±0.0% 4年連続で2万件前後

出典: 環境省 報道発表資料(令和2年度〜令和6年度)[1][2]

令和6年度の発生源別内訳は、建設作業8,166件(41.1%)、工場・事業場4,723件(23.8%)、営業1,848件(9.3%)、家庭生活1,197件(6.0%)、拡声機343件(1.7%)など。都道府県別では東京都3,981件が最多で、大阪府2,330件、愛知県1,832件、神奈川県1,517件、千葉県1,377件が続き、上位5都府県で全体の55.5%を占めます[1]

読み解き:簡易防音室の需要に直結する「家庭生活」起因の苦情は、5年ごとの比較で1,039件→1,131件→1,197件と漸増しています[1]。ただし、この統計は「行政に苦情として届いたもの」だけです。環境省のパンフレットが明記する通り「生活騒音には法的規制はありません」[3]。つまり行政に持ち込んでも解決しにくいため、当事者同士の関係悪化か、「自分の側で音を止める」=防音室・防音グッズの自衛需要に向かいやすい構造があります。

環境基準は「昼55dB・夜45dB」、ピアノは80〜90dB

環境基本法第16条に基づく「騒音に係る環境基準」(平成10年環境庁告示第64号)は、住居系地域の基準を昼間(6〜22時)55dB以下、夜間(22〜6時)45dB以下と定めています[4]。一方、東京都環境局が公表する生活音の目安は次の通りです[5]

表2. 生活音の目安と環境基準(東京都環境局・環境省)
音源 目安(dB) 住居地域の環境基準との差
話し声(日常) 50〜61 ほぼ基準内〜やや超過
テレビ 57〜72 夜間基準を12〜27dB超過
掃除機 60〜76 夜間基準を15〜31dB超過
ピアノ 80〜90 夜間基準を35〜45dB超過
話し声(大声) 88〜99 夜間基準を43〜54dB超過
犬の鳴き声 90〜100 夜間基準を45〜55dB超過

※環境基準は屋外の値であり、室内の音源から隣戸への伝わり方は壁・床の遮音性能に依存します。目安表は東京都環境局「生活騒音」ページ[5]、環境基準は環境省[4]より作成。

この差が意味するのは、ピアノや大声の配信・歌唱を夜間に行うなら、40dB前後の低減が必要だということです。後述する通り、これは簡易防音室(公称−25〜−30dB)単体では届かない領域であり、ユニット型防音室(Dr-35〜40)や建物側の遮音性能との合算で初めて到達します。業界の「期待値ギャップ」の根はここにあります。

4. 需要側②:住まいの構造——共同住宅44.9%、東京は71.6%

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(確報・令和6年9月公表)によると、居住世帯のある住宅のうち共同住宅は2,496万8千戸で44.9%と過去最高。30年で約1.8倍に増えました。都道府県別では東京都71.6%、沖縄県60.9%、大阪府57.4%です。東京都の借家率は48.9%(持ち家率44.7%)で、全国の借家率35.0%を大きく上回ります[7][8]

東京都では、住宅の7割が壁一枚で隣人と接する共同住宅で、半数が借家。——これが簡易防音室の最大市場が首都圏である理由であり、「壁に穴を開けられない」「退去時に原状回復が必要」「工事型防音室が選べない」という制約が、組み立て式・置き型の製品を選ばせる構造的背景です。

建物側の遮音性能:法律の最低限は「500Hzで40dB」

共同住宅の界壁について、建築基準法第30条・施行令第22条の3が求める遮音性能は125Hzで25dB、500Hzで40dB、2,000Hzで50dB以上(Rr-40相当)に過ぎません。日本建築学会の「建築物の遮音性能基準と設計指針」は、集合住宅の隣戸間界壁について特級D-55/1級D-50(標準)/2級D-45(許容)/3級D-40(最低限)という適用等級を示しています[10]。住宅性能表示制度(品確法)の「音環境」項目は選択項目のため、表示していない物件が大半です[11]

また、床の遮音表記は2008年4月に旧「LL-45」等の推定L等級から、床材単体の低減性能を示す「ΔL等級」へ移行しており[41]、管理規約に残る「LL-45以上」の読み替えが現場で混乱を生んでいます。建築費高騰で直床採用が再び増えているという指摘もあり[42]新築マンションだからといって遮音が良いとは限らない状況が続いています。

5. 需要側③:働き方と趣味——テレワーク定着と「家で音を出す趣味」の増加

テレワークはピークから下がったが、コロナ前の1.7倍で「下げ止まり」

表3. 雇用型就業者のテレワーカー割合(国土交通省「テレワーク人口実態調査」)
年度 全国 首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)
令和元年度(2019) 14.8% 19.1%
令和2年度(2020) 23.0% 34.4%
令和3年度(2021) 27.0%(ピーク) 42.3%(ピーク)
令和4年度(2022) 26.1% 40.0%
令和5年度(2023) 24.8% 38.1%
令和6年度(2024) 24.6% 37.5%

出典: 国土交通省「令和6年度テレワーク人口実態調査」(令和7年3月)[9]。国交省自身が「下げ止まり傾向」と評価。週平均テレワーク日数は2.1日。

内閣府の「新型コロナ下の生活意識・行動の変化に関する調査」(第6回・最終回、令和5年4月)では、就業者のテレワーク実施率が2019年12月の10.3%から2021年9〜10月に32.2%でピークを付け、2023年3月時点で30.0%。東京23区に限れば17.8%→55.2%→51.6%と、半数以上が維持されています[13]。総務省「令和6年通信利用動向調査」でも企業のテレワーク導入率は47.3%で、導入目的は「コロナ対応」から「ワークライフバランス向上」(51.6%)「生産性向上」(46.9%)へ移りました[6]

読み解き:「テレワークは終わった」は統計上は誤りで、正しくは「週2日程度の在宅が首都圏ホワイトカラーの約4割に定着した」です。在宅会議の声が家族や隣室に漏れる問題は、ピーク時より減っても消えていません。ヤマハが2025年11月の新レンタルプランで想定用途に「テレワーク」「ゲーム配信」を明記した[20]のは、この定着を前提にした動きと読めます。

「家で音を出す趣味」はカラオケから、ゲーム・配信・楽器へ

総務省「令和3年社会生活基本調査」(2022年公表)は、コロナ禍を挟んだ趣味の変化を最もよく示す統計です[12]

表4. 音に関わる趣味の行動者率の変化(総務省「社会生活基本調査」10歳以上)
種目 2016年 2021年 変化
スマートフォン・家庭用ゲーム機などによるゲーム 35.8% 42.9% +7.1pt
楽器の演奏 10.9% 10.2% −0.7pt(維持)
カラオケ 30.7% 13.5% −17.2pt(半減以下)
CD・スマートフォンなどによる音楽鑑賞 53.5%

カラオケボックスに行く行動が半減する一方で、家でゲームをする人は7ポイント増え、楽器演奏は約1割を維持しています。日本生産性本部「レジャー白書2025」でも2024年の参加人口は動画鑑賞3,690万人、音楽鑑賞3,230万人、家庭でのテレビゲーム2,070万人、カラオケ1,800万人[15]。全国カラオケ事業者協会「カラオケ白書2025」ではカラオケ参加人口は約4,070万人で2019年比88%にとどまります[16]。東京建物は楽器演奏者を「全国約1,100万人」と推計しています[43]

音を出す趣味の「場所」が店舗から自宅へ移り、その一部が配信・ゲーム実況・歌ってみた・ボイスチャットという「他人に聞かせる音」へ変わった——これが2020年代の簡易防音室需要を楽器練習以外に広げた最大の要因です。防音賃貸を手がけるリブランは2024年に「ユーザーにゲーマーやストリーマーが増え、防音ニーズが倍増」と語り、プロゲーマー・YouTuberにヒアリングしたゲーミングマンションを開発しました[44]

6. 2020年に何が起きたか——問い合わせ198%、在庫払底、20代の検索急増

業界の転換点は2020年です。当時の報道を整理すると次の通りです。

  • 山野楽器:防音室の問い合わせが2020年6〜8月に前年同期比198%(約2倍)。「外出自粛で自宅練習の防音相談が増加」「リモート会議用ニーズも」[14]
  • ヤマハ:担当者が「巣ごもり需要で問い合わせは大幅に増えた」「いまはほとんど在庫がない状態」とコメント(2021年2月)[45]
  • 検索行動:日経xTRENDの分析では「防音室」の検索者数が2020年4〜5月に急増し、8〜10月も3か月連続で増加(月平均+14%)。検索者の最多層は20代でした[46]
  • だんぼっち:2020年3月にVIBE社から神田産業へ事業譲渡され[27]、テレワーク特集に取り上げられて生産が逼迫。
読み解き:「検索者の最多層が20代」という事実は重要です。従来の防音室ユーザー(ピアノを弾く家庭・音楽家)と異なり、20代は配信・ゲーム・歌の需要層であり、予算は10〜30万円帯、住まいは賃貸の共同住宅。この層の登場が、後述する「10〜25万円の段ボール/樹脂製組み立て式」というカテゴリを業界に定着させました。

7. 供給側:主要メーカー12社超の2024〜2026年の動き

10〜25万円帯の組み立て式防音室の例(OTODASU Ⅱ-G・ブラック)。価格帯4層マップの②層に相当

以下は2026年8月30日時点の公式表示を基準にした主要メーカーの一覧です。価格は本体のみ(ユニット型は組立費・運送費別)。性能表記は各社の公称値をそのまま採録し、測定条件が異なることに注意してください。

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表5. 主要メーカー一覧(2026年8月時点・公式表示ベース)
ブランド 事業主体(本業) 代表モデルと価格 公称性能(表記方式) 主な販路 2024〜26年の主な動き
ヤマハ
アビテックス/セフィーネNS
ヤマハ(楽器) セフィーネNS 0.8畳 Dr-35 ¥770,000/Dr-40 ¥1,078,000、1.2畳 Dr-35 ¥858,000(税込・組立運送別)[18] Dr-35/Dr-40(JIS等級) 楽器店・直営・音レント 2023年1月出荷分から全モデル約15%値上げ[17]/組立式DIY.M(0.5畳・¥379,500)を2025年3月末で生産完了[19]/2025年11月 新品レンタル「MCプラン」月¥12,760〜[20]/2026年6月 中東情勢で木製防音ドア出荷遅延[21]/2026年7月 調音パネル値上げ[22]
カワイ
ナサール
カワイ音響システム(楽器) ユニット ライトタイプ 0.8畳 Dr-30 ¥550,000/Dr-35 ¥671,000/Dr-40 ¥847,000、2.0畳 Dr-35 ¥1,144,000(税込・組立運送別)[24] Dr-30/35/40 楽器店・ショールーム 2025年10月 東京・神田に初の防音ショールーム(8室展示)開設[25]/Dr-30という下位グレードで同スペック比ヤマハより約13%安い価格設定
OTODASU Coolish Music(防音室専業) Ⅱ 吸音材なし 税抜¥144,400(税込¥158,840)/Ⅱ 吸音材あり ¥206,700/DX145 ¥312,100/DX160 ¥334,200(税抜・送料込)[23] 側面−28.2dB/背面−26.7dB(吸音材あり) 直販・ビックカメラ・楽天・Amazon・正規販売店 2024年1月 ビックカメラで店頭販売開始[26]/2025年12月 最大モデルDX160発売[47]/2026年 エントリーモデル「Ⅱ Light」を「Ⅱ(吸音材なし)」へ名称変更(販売継続・税抜¥144,400)/2026年夏 全モデル+7〜24%改定、吸音材Magic Ⅱは−16%/累計5,000台突破
だんぼっち 神田産業(段ボール) だんぼっち ¥83,500/トール ¥104,300/ワイド ¥113,400/グランデ ¥127,500(税込)[28] dB値非公表(「中〜高音域向け」) 公式ECのみ 2020年3月 VIBE→神田産業へ事業譲渡[27]/発売時比+28〜31%の価格水準/2026年8月30日時点で4機種すべて「売り切れ」表示
ライトルーム インフィストデザイン Light ROOM Plus L 税込¥146,080(31.5kg)/Plus LL ¥184,800(35.5kg)[29] 公式dB表記なし(販売店表記で約−10dBの吸音主体) 公式EC・銀座ショールーム・楽器店・EC 2025年3月 LLサイズ新発売
VERY-Q 宮地商会(楽器店) VQ910 Booth Set 0.5畳 ¥141,900〜/Gaming Booth 0.8畳 ¥495,000/1.2畳 ¥599,500(税込)[30] −18dB(1kHz以上)/−30dB@1kHz 直販・楽器店 2025年4月 ゲーミングブース発売(−30dB@1kHz)、木製パネルHarmoni-Q投入/TGS・Inter BEE出展
GAMEBOX 岐阜プラスチック工業(工場用防音パネル) デスクトップ ¥92,400〜/ロー ¥264,000〜/ワイド ¥495,000(税込)[31] 最大−17dB Makuake→直販・EC 2023年9月 Makuakeで先行販売→一般販売
ONE-Z 川上産業(プチプチ) ONE-Z ¥330,000/mini(量販店 ¥254,100)[32] 実測−15〜−20dB 直販・家電量販店 2023年2月発売/TGS2025でLoft+発表/「想像以上に個人からの発注が多い」
GAME基地 ワールド化成(紙合板) ¥152,000〜512,000(6種)[33] 音漏れ約30%削減(独自表記) 直販 2022年12月発売/MINI・LIGHT派生
おてがるーむ ピアリビング(防音材販売) ¥209,000(税込・約50kg)[34] 500Hz平均27dB 直販 三層構造の組み立て式
KANADE ARCH GLOBAL ¥198,000(税込・32.6kg)[35] 平均−23dB Amazon中心 Amazon防音室カテゴリ上位の日本製組み立て式
サイレントデザイン サイレントデザイン(防音室専業) 0.5帖 30dBタイプ ¥396,000/1.2帖 35dB ¥611,000+組立運送¥46,000〜[48] 30dB/35dB(自社等級) 直販 ユニット型の中間価格帯
VicBooth(輸入) Vicoustic(ポルトガル)/MI7 Ultra 1×1 ¥784,300〜/Office 1×1 ¥828,300〜[49] モジュール型 国内代理店 プロ・法人向け

※WhisperRoom(米)・Studiobricks(スペイン)の日本国内での正規代理店・価格は未確認。ヤマハ・カワイ・だんぼっち・ライトルームの販売台数は非公表(未確認)。OTODASU「Ⅱ Light」は2026年に「Ⅱ(吸音材なし)」へ名称変更され販売継続中(公式サイトで税抜¥144,400・受注生産約4週間を2026年8月30日に確認)。本記事初版では「廃番」と誤記しており、同日中に訂正した。

メーカー動向から読める5つの構造変化

  1. ヤマハは「組み立て式エントリー帯」から事実上撤退し、レンタルで裾野を取りに来た。ユーザー組立型のDIY.M(0.5畳)を2025年3月末で生産完了とし[19]、同年11月に新品セフィーネNSを月額¥12,760〜で借りられる「MCプラン」を開始[20]。従来プランの約7割の月額で、最短15か月・買取不可。「買わせる」より「借り続けさせる」ストック型へ舵を切りました。想定用途に「ゲーム配信」「テレワーク」を明記した点も象徴的です。
  2. カワイは「見せる」投資で対抗。2025年10月、東京・神田に初の防音ショールーム(ユニット/オーダー/不燃/高遮音の8室)を開設[25]。Dr-30という下位グレードを持ち、同スペックのヤマハより約13%安い価格帯で楽器練習の本流需要を取りに行っています。
  3. 参入者の正体は「異業種の素材メーカー」。プチプチの川上産業(ONE-Z)、工場用防音パネルの岐阜プラスチック工業(GAMEBOX)、紙合板のワールド化成(GAME基地)、段ボールの神田産業(だんぼっち)——いずれも自社素材の転用で参入し、楽器店の宮地商会もVERY-Qを自社ブランド化。東京ゲームショウ(TGS)がヤマハ・川上産業・岐阜プラ・OTODASUの共通展示場になったことが、需要層の変化を端的に示しています。
  4. OTODASUは家電量販店(ビックカメラ)に置かれ、最大モデルを投入し、値上げした。2024年1月のビックカメラ店頭販売開始[26]は、楽器店ではなく家電量販店に防音室が並ぶという販路の変化。2025年12月に内寸1,600mm角のDX160を発売[47]し、2026年夏に全モデルを改定しました。
  5. エントリー帯の「安すぎるSKU」が淘汰された。ヤマハDIY.M終了、だんぼっち全機種売り切れ表示(2026年8月30日時点)。OTODASUも最廉価の「Ⅱ Light」を「Ⅱ(吸音材なし)」へ改称したうえで値上げしており、各社の実売下限は¥14〜20万円へ収斂しつつあります。

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8. 価格改定年表2022→2026——値上げは全階層で常態化

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表6. 簡易防音室・関連製品の価格改定年表(公式発表・公式表示ベース)
時期 メーカー 内容 公式の理由
2022年9月発表
→2023年1月出荷分
ヤマハ セフィーネNS全モデル値上げ(0.8畳Dr-35 ¥671,000→¥770,000、3.0畳Dr-35 ¥1,430,000→¥1,617,000)[17] 約+13〜15% 原材料費の高騰などによる製造コストの上昇
2023年3月発表
→2023年6月出荷分
ヤマハ 自由設計タイプ・木製/スチール防音ドア改定[50] 原材料高騰
2020年→2026年 だんぼっち ワイド ¥86,400→¥113,400、グランデ発売時¥99,360→¥127,500[28][51] +28〜31%
2025年3月 ヤマハ 組立式DIY.M(希望小売¥379,500)生産完了→販売店で¥172,150〜¥190,000の処分価格[19] ▲約50%(処分) 生産完了
2025年11月 ヤマハ音レント 新品レンタル「MCプラン」月¥12,760〜(従来プラン比約7割)[20] ▲約30%(月額) 新プラン
2025年12月→2026年8月 OTODASU DX160 発売時税抜¥299,900→¥334,200[47][23] +11.4%(8か月) 公式告知は未確認
2026年夏 OTODASU Ⅱ 吸音材なし 税込¥142,890→¥158,840/DX145 ¥299,900→¥343,310/DX160 ¥319,900→¥367,620/DEKA FAN ¥254,400→¥315,920。吸音材Magic Ⅱは ¥28,589→¥24,090に値下げ[23] +7.5〜24.2%
(Magic Ⅱ −15.7%)
公式告知は未確認(当店取扱価格の改定前後比較)
2026年5月発表
→2026年7月出荷分
ヤマハ 調音パネルACP-2 税抜¥45,000→¥55,000、MB/MN ¥60,000→¥80,000[22] +22〜33% 原材料費高騰
2026年6月 ヤマハ 中東情勢による原材料調達悪化で木製防音ドアの出荷遅延を告知[21] 供給制約

ヤマハの2026年3月期決算(売上収益4,653億円・前年比+0.7%、事業利益318.8億円・同−13.2%)の質疑では「コストアップについても基本的に価格に転嫁していく」と明言されており[52]、楽器メーカー系の防音室価格が下がる材料は当面見当たりません。

読み解き:「本体は上げ、入口は下げる」二極化。本体価格は全階層で上がる一方、レンタル月額(MCプラン)、処分価格(DIY.M)、吸音材単品(Magic Ⅱ)といった「入口」は下がっています。メーカーは「初回の心理的ハードル」と「原価転嫁」を切り分けて設計するようになりました。消費者にとっては「本体を今買うか、借りて試すか、中古を狙うか」の三択が現実的になった年と言えます。

9. 価格帯4層マップ——「10〜25万円帯」で何が起きているか

表7. 簡易防音室・防音ブースの価格帯4層(2026年8月・税込目安)
価格帯 主なプレイヤー 構造 公称性能の目安 主な用途
〜3万円 Amazon等の海外系卓上ボーカルブース・テント型(価格.comの「防音ブース」約6,490件の大半が10万円未満)[53] 布・ウレタン・テント 高音域10〜20dB程度、低音域5〜10dB程度(検証記事による)[54] マイク周りの反響抑制
8〜23万円 だんぼっち/OTODASU Ⅱ/ライトルーム/KANADE/おてがるーむ/GAMEBOXデスクトップ 段ボール・樹脂段ボール・吸音パネル組み立て式 非公表〜平均−23〜−28dB 配信・ゲーム・歌・在宅会議・軽い楽器
25〜60万円 OTODASU DX/DEKA/VERY-Q/GAMEBOX/ONE-Z/GAME基地/サイレントデザイン パネル系・大型組み立て式 −15〜−35dB(表記方式はバラバラ) 大型デスク・複数モニタ・管楽器
55万円〜 カワイ ナサール/ヤマハ セフィーネNS/VicBooth ユニット型(施工あり) Dr-30〜Dr-40(JIS等級) ピアノ・声楽・本格録音

2026年の最大の変化は②層の上限が③層の下限に接近したことです。OTODASU Ⅱ(吸音材あり)は税込約22.7万円、DEKA FANは約31.6万円になり、「10万円台で買える組み立て式」というカテゴリの中心価格が15〜23万円に上がりました。一方、上からはヤマハMCプラン(月¥12,760=年間約15.3万円で新品Dr-35)が、下からは中国製の低価格ブースが挟み込む形になっています。

注意:①層の製品は「防音室」として販売されていても遮音構造ではなく、隣室への音漏れ対策にはほとんど効きません。価格.com・Amazonのレビューについては、防音室検証系サイトでも「サクラレビュー懸念」が指摘されています[54]。②〜③層でも「公称−25dB」は特定条件での測定値であり、低音は抜けます(→性能表示の読み方)。

10. 販売チャネルの変化——レンタル・サブスク・中古・家電量販店・低価格EC

レンタル・サブスク:「借りて試す」が初回購入の標準になりつつある

  • ヤマハ音レント MCプラン(2025年11月20日受付開始):新品セフィーネNS Dr-35を月額税込 0.8畳¥12,760/1.2畳¥14,080/1.5畳¥15,950/2.0畳¥22,440。最短15か月、上限なし、納入基本費用込み、返却費用は利用者負担、買取不可[20]。従来プラン(中古0.8畳 月¥12,100〜、レンタル料を購入代金に充当可)と併存[55]
  • OTODASU レンタル:2021年1月開始(当時Light・月¥10,500税別・6か月更新・残額で買取可)[56]。2026年時点の継続状況は未確認。

中古市場:定価の4〜8割で流通、「引き取り限定」が多数

個人間取引サイトの2026年8月時点の出品例では、だんぼっち4〜5万円、OTODASU Ⅱ 5〜6.9万円、ヤマハDr-35 2畳17.8〜34.8万円、カワイDr-40 27.8〜45.8万円で、「引き取り限定」が多数[57]。中古ユニット防音室の専門店ではセフィーネNS 0.8畳Dr-40が¥590,000、1.5畳Dr-35が¥680,000[58]と、ユニット型は中古でも値持ちが良いのが特徴です。一方、処分費は2畳までのユニットで4万円〜、2畳超・オーダー品で10万円〜[59]「出口コスト」まで含めた総保有コストが、購入判断に組み込まれ始めています

家電量販店・EC:楽器店以外に防音室が並ぶ

OTODASUは2024年1月からビックカメラ新宿西口店とビックカメラ.comで販売開始[26]。ONE-Z miniはコジマで販売。楽天「防音 ブース」検索は約4,625件、価格.com「防音ブース」は約6,490件[53]。ゲーミングデバイスと同じ売場・同じECで防音室が買われる時代になりました。

11. 隣接市場①:法人向けブース——テレキューブ累計4万台と出社回帰

個人向け簡易防音室と技術的に近いのが、オフィス・駅に置かれる「ワークブース/フォンブース」です。

  • テレキューブ(ブイキューブ):2026年2月時点で累計設置4万台を突破。2025年度の新規出荷では4〜6人用の比率が上昇し、9部屋の会議室予定スペースに6人用16台を設置して会議スペースを1.7倍にした企業事例を公表[36]。ただし親会社ブイキューブは2025年12月期に減損で債務超過となり上場廃止へ進んでおり、テレキューブ事業は増収増益の収益柱として位置づけられています[37]
  • Framery×コクヨ:コクヨが2025年11月17日にフィンランドFrameryの販売代理店契約を締結、2026年1月販売開始[38]
  • JR東日本 STATION WORK:2023年6月時点で815カ所[39]。2024年4月にJR東日本ビルディングへ移管し、他社ブースとの相互利用を拡大。
  • 市場規模:日本能率協会総合研究所(JMAR)は駅・商業施設等の時間貸しワークブースサービス市場を2025年度24億円と推計(2021年1月・オフィス内設置は含まず)[60]。世界のオフィスポッド市場は2026年約10億ドル→2031年16.5億ドル(年率10.6%)との推計もあります[61]
読み解き:法人ブースは「出社回帰」で1人用から4〜6人用へ重心が移り、個人向けとは需要が分かれました。一方で、東京しごと財団の助成金が対象経費に「簡易型テレワーク用ブース」「吸音防音パネル」を明記した実績があるように(→制度の章)、中小企業の「1人用ブース」需要は個人向け簡易防音室と同じ製品で満たされるケースが増えています。

12. 隣接市場②:防音賃貸——待機19,000人という供給不足

「防音室を買う」の代替は「防音の家に住む」です。ここに、需要の硬さを示す最も強いデータがあります。

  • ミュージション(リブラン):2023年7月時点で30棟727戸・待機2,800人(家賃相場比3割高、D-70〜85)[62]2026年8月時点で49棟956戸・2025年度の年間平均入居率99.3%・ウェイティング19,000人超[40]。名古屋へ初進出、1泊から使える「ミュージションStay」も開始。
  • 東京建物:「(仮称)笹塚プロジェクト」76戸全戸D-70以上(浮き床+Box in Box)、2028年3月竣工予定[43]
3年で戸数が1.3倍に増えても入居率99.3%・待機者は約7倍。都市部の「音を出せる住まい」は構造的に供給不足であり、待機者の大半は「今の住まいで音を出す方法」=簡易防音室・防音グッズの顕在需要と重なります。防音賃貸の拡大は簡易防音室の競合ではなく、同じ需要の別の出口です。

13. 制度・法令・補助金——建築確認、床荷重180kg/㎡、消防法、助成金

建築確認は原則不要(業界の一般解釈)、ただし行政の明示見解は未確認

置き型の組み立て式・ユニット型防音室は「建物に固定しない設置物(家具)」として扱うのが業界の一般解釈で、通常は建築確認申請を要しません。ただし基礎に固定したり延べ床面積が増えたりする場合は増築と判断される可能性があります[63]国土交通省や自治体による「組み立て式防音室=建築物か家具か」の明示的な公式見解は本調査では確認できませんでした(未確認)。

床荷重:建築基準法施行令の住宅居室は1,800N/㎡(≒180kg/㎡)

建築基準法施行令第85条は住宅の居室の積載荷重を1,800N/㎡と定めており、メーカー・販売店はこれを根拠に「床1㎡あたり180kg」を設置の目安として案内しています[64]。ユニット型は天井から80mm・壁から50mmの離隔、2.0畳防音室には4.5畳以上の部屋が目安とされます[64]。組み立て式は30〜60kg台が中心で床荷重の問題はほぼ生じませんが、ユニット型は本体重量が大きく、マンションでは管理規約上の重量物搬入の承認が必要になることがあります。

消防法:防音室内にも住宅用火災警報器が必要

消防法第9条の2と市町村条例に基づく住宅用火災警報器の設置義務は、防音室内にも及ぶと販売店は案内しています。共同住宅(延べ面積500㎡以上等)では自動火災報知設備の感知器増設が必要な場合があり、防音ブースメーカーは「所轄消防署の判断」と明記しています[65]。OTODASUの公式仕様にも「火災警報器設置推奨(戸建:煙式、共同住宅:自動火災報知器)」とあります。

マンション:界壁・床スラブは共用部分、管理規約の確認が必須

区分所有法上、界壁や床スラブは共用部分であり、管理規約で楽器演奏の制限・重量物搬入の承認・共用部使用届出が定められているのが一般的です。ヤマハの導入ガイドも「防災設備の移設・増設」「床暖房上は設置不可」を注意喚起しています[66]。賃貸では貸主・管理会社の了承が事実上必須です。

補助金・助成金:東京都は「簡易型テレワーク用ブース」を対象経費に明記した実績

表8. 防音ブース・防音室に関わる公的助成の例
制度 実施主体 内容 状況
小規模テレワークコーナー設置促進助成金(令和6年度) 東京しごと財団 都内の常用999人以下企業、上限50万円・助成率1/2。対象経費に「簡易型テレワーク用ブース」「吸音防音パネル」を明記[67] 受付終了
テレワークトータルサポート助成金(令和8年度) 東京しごと財団 機器・ソフト・委託費等が対象。ブース・防音の記載なし[68] 申請中(〜令和9年2月5日)
空港周辺住宅防音工事助成 国土交通省系 公共用飛行場周辺の第1種区域内住宅への防音工事助成(昭和49年度〜)[69] 継続
防衛施設周辺住宅防音工事助成 防衛省 防音サッシ・防音天井壁・換気扇・冷暖房機等[70] 継続

※IT導入補助金・事業再構築補助金で「防音室」が対象経費として採択された公式事例は未確認。

14. 性能表示の非統一問題——Dr値・−dB・非開示が混在

本レポートで最も強調したい業界課題がこれです。表5を見直すと、性能表記が次のように分かれています。

表9. 防音室の性能表記方式の比較
表記方式 採用メーカー例 意味 比較可能性
Dr値(D値) ヤマハ、カワイ JIS A 1419-1の室間音圧レベル差等級。125Hz〜2kHzの各帯域が等級曲線を上回ることを要求(2dBまでの下回り許容)[10]。低音まで含む厳格な指標 ◎ 同一基準で比較可
−dB@1kHz VERY-Q 1kHz(中高音)での低減量。低音域の性能は示さない △ 周波数指定があれば目安に
平均−dB/側面・背面−dB OTODASU、KANADE、おてがるーむ 自社測定条件での平均または方向別低減量。測定音源・距離・周波数が各社で異なる △ 同社内では比較可、他社とは不可
「音漏れ○%削減」 GAME基地 独自指標。dBへの換算は不可 × 比較不能
非公表 だんぼっち、ライトルーム(公式) 「中〜高音域向け」等の定性表現のみ × 比較不能

Dr-35のユニット型と「−30dB」の組み立て式は、数字だけ見ると近く見えますが、前者は125Hzの低音まで含む等級であり、後者は多くの場合中高音域中心の平均値です。低音(ベース・キック・男性の低い声・足音)は組み立て式では抜けるという物理的事実が、「−30dBと書いてあったのに意味がなかった」という失望の正体です。業界として測定条件の開示(音源・距離・周波数帯)を揃えることが、①層の粗悪品との差別化にも直結します。

なお、東京都立産業技術研究センター等の第三者機関による測定データを引用する製品もありますが、業界横断の統一基準は存在しません。当店では組み立て式防音室のdBの読み方を別記事で解説しています。

15. 業界の構造的課題——熱・重量・搬入・処分費・「意味ない」

吸音材を内装した組み立て式防音室の内部。天井の換気ファンと吸音パネルが熱・反響対策の要点

各社の公式注意事項・販売店の設置ガイド・ユーザーの失望口コミを横断すると、失敗パターンは次の5つにほぼ集約されます。

  1. 熱・換気:密閉度が上がるほど熱がこもります。ユーザー検証では換気なしで短時間に室内が40℃近くまで上がるとの報告があり[71]、メーカーも換気ファンの標準搭載(OTODASUは4基)や「エアコン26℃設定時に室内約27℃」といった表記で対応しています。夏場の運用は業界共通の弱点です(当店の暑さ対策記事参照)。
  2. 重量・床荷重:ユニット型は本体重量が大きく、床荷重180kg/㎡の目安[64]と管理規約の確認が必要。組み立て式は30〜60kg台で軽いが、床パネルの保護(厚地マット)が推奨されます。
  3. 搬入・設置スペース:梱包サイズ(OTODASU Ⅱは2,000×1,295×115mmが2箱)と玄関・廊下・エレベーターの通過、背面10cm以上の隙間確保。「配送は1階玄関口まで」の製品が多く、2階以上は自力搬入。
  4. 処分費・出口コスト:ユニット型の処分は4〜10万円〜[59]。個人間取引は「引き取り限定」が多く、売却の手間が大きい。
  5. 期待値ギャップ(「意味ない」):「完全防音」を想定して購入する→低音・振動は物理的に抜ける→パネル接合部やドアの隙間から漏れる→「意味ない」となる典型パターン[72]。製品の欠陥というより情報の欠陥であり、性能表示の非統一(前章)がこれを増幅しています。

16. 独自データ:防音室検索の意図分布(当店Search Console実測)

当店 shop.bo-onroom.com の Google Search Console から、2026年6月1日〜8月28日の「防音室」を含む検索クエリ(表示回数2,753回・60クエリ)と主要関連クエリを意図別に分類しました。市場全体の検索量ではなく「当店が表示された検索」に限られる点にご注意ください。

表10. 防音室関連の検索意図分布(Bo-On Room GSC実測・2026年6〜8月・表示回数ベース)
意図カテゴリ 代表クエリ 表示回数(概算) 読み解き
懐疑・検証 「オトダス 意味ない」「otodasu レビュー」「口コミ」「音漏れ」 約1,300 最大のクラスタ。「買う前に本当に効くのか確かめたい」層
形式(組み立て式) 「防音室 組み立て式」「組み立て式防音室」「防音室 組み立て式 安い」 約1,000 工事型ではなく置き型を最初から前提にしている
比較・おすすめ 「簡易防音室 おすすめ」「防音室 おすすめ」「防音室 比較」 約510 複数ブランドの横並び比較を求める
配信・VTuber・ゲーム 「vtuber 防音室」「配信者 防音室」「防音室 ゲーム おすすめ」 約450 楽器以外の用途が明確に独立したクラスタを形成
暑さ 「防音室 暑さ対策」「防音室 暑い」 約310 購入後の課題検索。夏季に集中
価格 「防音室 値段」「防音室 10万」「防音室 最安」 約100 意外に少ない。価格より「効くか」が先
軽量・搬入 「防音室 軽量」「防音室 軽い」 約60 賃貸・上階居住者の制約
読み解き:「意味ない」「レビュー」「口コミ」という懐疑・検証クエリが価格クエリの10倍以上ある事実は、前章の「期待値ギャップ」が検索行動として可視化されたものです。消費者は「いくらか」より先に「本当に効くのか」を疑っている。性能表示の統一と、正直な限界の開示が、業界全体の転換率を上げる最短経路だと当店は考えています。

17. 今後2〜3年の見立て——7つの予測

  1. 需要は「構造的」に続く。騒音苦情2万件の高止まり、共同住宅比率の上昇、テレワークの下げ止まり、防音賃貸の待機19,000人——いずれも短期で解消する要因ではありません。
  2. 本体価格は下がらない。ヤマハは価格転嫁を明言し、OTODASUも2026年に改定。原材料・物流・為替が反転しない限り、各層の価格は横ばい〜上昇。
  3. 「借りて試す」が初回購入の標準になる。ヤマハMCプランの月額1万円台は、購入100万円級の心理的障壁を取り払いました。組み立て式メーカーもレンタル・分割の入口整備を迫られます。
  4. 中古・処分費が購入判断に組み込まれる。個人間取引の相場が可視化され、「5年後にいくらで売れるか」「処分にいくらかかるか」を含めた総保有コストで比較される時代に。値持ちの良いユニット型と、安価だが出口の弱い組み立て式の違いが意識されます。
  5. 性能表示の統一圧力が高まる。①層の粗悪品と②〜③層を分ける唯一の手段が測定条件の開示です。実測dB・周波数帯・熱・搬入条件を正直に示すブランドに信頼が集まり、非開示ブランドは価格競争に落ちていきます。
  6. 用途の主役は「配信・ゲーム・在宅会議」に固定される。TGSが防音室の展示場になり、ヤマハまでがゲーム配信を訴求する現状は後戻りしません。製品設計は「モニターを置ける内寸」「配線孔」「換気」「黒色」へ寄っていきます。
  7. 新築マンションの遮音悪化圧力が後付け需要を押し上げる。建築費高騰による直床回帰とΔL等級の読み替え混乱は、「新築なのに音が響く」層を生み、置き型防音の需要を構造的に増やします。

更新履歴

  • 2026-08-30 初版公開。同日、OTODASU「Ⅱ Light」を「廃番」と記載していた3箇所を「Ⅱ(吸音材なし)へ名称変更・販売継続」に訂正(公式サイト実測に基づく)。

18. 引用・転載について

本レポートの図表・数値・分析は、出典として本記事のタイトルとURLを明記していただければ、営利・非営利を問わず自由に引用・転載いただけます。事前連絡は不要です。

推奨表記例:
出典:Bo-On Room「簡易防音室業界レポート2026」(https://shop.bo-onroom.com/blogs/column/bouonshitsu-gyokai-report-2026)

行政統計の数値を引用される場合は、本記事とあわせて出典一覧の原典(環境省・総務省・国交省等)もご参照ください。数値の誤りや更新情報があれば、当店お問い合わせフォームよりご連絡ください。年1回を目安に更新します。

19. よくある質問

Q1. 簡易防音室のブームは終わったのですか?

「ブーム」としては2020〜2021年がピークでしたが、需要は終わっていません。環境省の騒音苦情は2020年度に32%増えた後、4年連続で2万件前後の高止まり。国交省のテレワーカー割合は首都圏37.5%で下げ止まり。防音賃貸の待機者は3年で約7倍。統計はいずれも「一過性」ではなく「定着」を示しています。

Q2. 防音室の価格はこれから下がりますか?

本体価格が下がる材料は当面見当たりません。ヤマハは2023年に約15%値上げし、2026年の決算質疑でもコスト転嫁を明言。OTODASUも2026年夏に+7〜24%改定。一方でレンタル(ヤマハMCプラン月¥12,760〜)や中古という「入口」は安くなっています。

Q3. Dr-35の防音室と「−30dB」の組み立て式は同じ性能ですか?

異なります。Dr値はJIS A 1419-1に基づき125Hz〜2kHzの各帯域が等級曲線を上回ることを要求する厳格な指標で、低音まで含みます。組み立て式の「−30dB」は多くの場合、自社条件での中高音域中心の平均値です。低音は組み立て式では抜けやすいため、ピアノ・ベース・ドラムには向きません。

Q4. 組み立て式防音室を置くのに建築確認や届出は必要ですか?

建物に固定しない置き型は「家具」扱いとするのが業界の一般解釈で、通常は建築確認不要です(行政の明示見解は未確認)。ただし、床荷重(住宅居室180kg/㎡目安)、住宅用火災警報器の設置、マンション管理規約の重量物・楽器条項、賃貸なら貸主の了承は事前確認が必要です。

Q5. 防音室の購入に使える補助金はありますか?

個人向けの直接補助は確認できていません。法人向けでは、東京しごと財団の「小規模テレワークコーナー設置促進助成金」(令和6年度・受付終了)が対象経費に「簡易型テレワーク用ブース」「吸音防音パネル」を明記した実績があります。令和8年度の同財団の助成金にはブースの記載がありません。空港・防衛施設周辺の住宅防音工事助成は別制度として継続しています。

Q6. 「防音室は意味ない」という口コミは本当ですか?

半分本当で、半分は情報の問題です。低音・振動は組み立て式では物理的に抜け、パネル接合部やドアから漏れます。一方、中高音域(声・配信・ボーカル・ギター)は−25dB前後の低減が実測されており、「完全無音」ではなく「隣室に迷惑をかけないレベルまで下げる」用途では機能します。購入前に用途の周波数帯と製品の測定条件を照合することが重要です。当店の検証記事もご参照ください。

20. 出典一覧

取得日はすべて2026年8月30日。行政資料は原典PDF・公式ページを直接参照。

  1. 環境省「令和6年度騒音規制法等施行状況調査の結果について」(報道発表 令和8年2月27日/報告書 令和8年3月) https://www.env.go.jp/press/press_03011.html / 報告書PDF https://www.env.go.jp/content/000384688.pdf
  2. 環境省 騒音規制法等施行状況調査 各年度報道発表(令和2年度 https://www.env.go.jp/press/110584.html、令和3年度 https://www.env.go.jp/press/press_01198.html、令和5年度 https://www.env.go.jp/press/press_04399.html
  3. 環境省「生活騒音」パンフレット https://www.env.go.jp/air/seikatsu.pdf
  4. 環境省「騒音に係る環境基準について」(平成10年環境庁告示第64号) https://www.env.go.jp/kijun/oto1-1.html
  5. 東京都環境局「生活騒音」 https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/noise/noise_vibration/daily_life_noises
  6. 総務省「令和6年通信利用動向調査の結果」(令和7年5月30日) https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/250530_1.pdf
  7. 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要」(令和6年9月25日) https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/kihon_gaiyou.pdf
  8. 東京都総務局統計部「令和5年住宅・土地統計調査 東京都結果(確報)概要」 https://www.toukei.metro.tokyo.lg.jp/jyutaku/2023/jt23tgaiyou.pdf
  9. 国土交通省「令和6年度テレワーク人口実態調査」(令和7年3月) https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi03_hh_000165.html / PDF https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001878996.pdf
  10. JIS A 1419-1 および日本建築学会「建築物の遮音性能基準と設計指針[第二版]」適用等級(解説: https://www.chiyoda-ute.co.jp/data/syaon_law.html
  11. 国土交通省 住宅性能表示制度「8. 音環境に関すること」 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/point/2_8.pdf
  12. 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」(2022年8月) https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/pdf/gaiyoua.pdf
  13. 内閣府「第6回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」(令和5年4月19日) https://www5.cao.go.jp/keizai2/wellbeing/covid/pdf/result6_covid.pdf
  14. ウチコミ!タイムズ「山野楽器 防音室の問い合わせが前年同期比198%」(2021年2月11日) https://uchicomi.com/uchicomi-times/category/investment/main/14023/
  15. 日本生産性本部「レジャー白書2025」概要(2025年10月) https://www.jpc-net.jp/research/assets/pdf/summary2025_leisure.pdf
  16. 全国カラオケ事業者協会「カラオケ白書2025」 https://www.karaoke.or.jp/05hakusyo/2025/p1.php
  17. ヤマハ「防音室『セフィーネNS』価格改定のお知らせ」(2022年9月22日・2023年1月1日出荷分より) https://jp.yamaha.com/news_events/2022/soundproofing/202301_01.html
  18. ヤマハ セフィーネNS 0.8〜1.5畳 製品ページ(希望小売価格) https://jp.yamaha.com/products/soundproofing/ready-made_rooms/size_08-15/index.html
  19. ヤマハ DIY.M(SBAシリーズ)製品ページ(2025年3月末生産完了表示) https://jp.yamaha.com/products/soundproofing/self-build_rooms/sba_series/index.html / 島村楽器 特価案内 https://info.shimamura.co.jp/soundproof/yamaha/10988.html
  20. ヤマハミュージックジャパン「音レント 防音室『MCプラン』」(PR TIMES 2025年11月19日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000420.000010414.html / AV Watch https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/2064511.html
  21. ヤマハ「木製防音ドアの出荷遅延について」(2026年6月19日) https://jp.yamaha.com/news_events/2026/soundproofing/202406_01.html
  22. ヤマハ「調音パネル価格改定のお知らせ」(2026年5月28日・7月1日出荷分より) https://jp.yamaha.com/news_events/2026/soundproofing/202407_01.html
  23. OTODASU 公式サイト 各製品ページ(2026年8月30日時点の表示価格) https://otodasu.jp/。改定前価格は当店(OTODASU正規販売店)の2026年7月時点の取扱価格との比較。
  24. カワイ音響システム ナサール ユニットタイプ 価格表 https://www.kawai-os.co.jp/product/unit01/
  25. カワイ「カワイ音響システム 防音ショールーム開設」(2025年10月2日) https://www.kawai.co.jp/news/20251002/
  26. AV Watch「ビックカメラで組み立て式防音室OTODASU販売開始」(2024年1月) https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1566401.html
  27. 神田産業「だんぼっち事業の譲受について」(PR TIMES 2020年3月16日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000053154.html
  28. だんぼっち公式サイト(2026年8月30日時点) https://danbocchi.com/
  29. インフィストデザイン Light ROOM 公式ショップ https://www.infistlightroom.com/
  30. VERY-Q 公式サイト 製品一覧・Gaming Booth https://very-q.jp/product/ / 会社概要 https://very-q.jp/company/
  31. 岐阜プラスチック工業 GAMEBOX(テクセル)LP https://teccell.co.jp/gamebox-lp/ / PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000066954.html
  32. BCN eSports「川上産業 ONE-Z 発売」(2023年2月) https://esports.bcnretail.com/device/newproduct/230201_000957.html / 4Gamer TGS2025 https://www.4gamer.net/games/999/G999902/20250927004/
  33. ITmedia「ワールド化成 GAME基地 発売」(2022年12月20日) https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2212/20/news134.html
  34. ピアリビング おてがるーむ 製品ページ https://www.pialiving.com/c/soundproof_room/assembly_type/otegaroom/40001
  35. KANADE 防音室(Amazon製品ページ) https://www.amazon.co.jp/dp/B09X9TM11L
  36. ブイキューブ「テレキューブ 累計設置4万台突破」(PR TIMES 2026年3月30日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000278.000047162.html
  37. 日本経済新聞「ブイキューブ上場廃止、減損で債務超過」(2026年6月) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB17CDN0X10C26A6000000/ / ブイキューブ IR 決算短信 https://ir.vcube.com/jp/library/financial-statement
  38. コクヨ「Framery社との販売代理店契約締結」(2025年11月17日) https://www.kokuyo.com/news/release/20251117_14/
  39. JR東日本「STATION WORK 815カ所」(PR TIMES 2023年6月15日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000626.000017557.html
  40. Real Sound「リブラン ミュージション 49棟956戸・入居率99.3%・ウェイティング19,000人超」(2026年8月28日) https://realsound.jp/tech/2026/08/post-2505854.html
  41. 日本複合・防音床材工業会(JAFMA)「ΔL等級について」 https://jafma.gr.jp/flooring/sound/s06/
  42. HAGS「二重床・直床とスラブ厚」解説 https://hags-ec.com/column/terminology-220242-i/
  43. 東京建物「(仮称)笹塚プロジェクト 全戸D-70以上の防音賃貸」(2025年10月2日) https://tatemono.com/news/20251002.html
  44. 日経xTREND「リブラン ゲーミングマンション開発」(2024年10月21日) https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/01045/00132/
  45. ASCII.jp「ヤマハ防音室 巣ごもり需要」(2021年2月1日) https://ascii.jp/elem/000/004/042/4042347/
  46. 日経xTREND「『防音室』検索者数の推移」(2020年11月19日) https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00037/00057/
  47. Coolish Music「OTODASU DX160 発売」(PR TIMES 2025年12月26日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000040370.html / PRONEWS https://jp.pronews.com/news/202512281529710293.html
  48. サイレントデザイン 価格表 https://www.silent-design.jp/kakaku.html
  49. MI7 Vicoustic VicBooth 製品ページ https://www.mi7.co.jp/products/vicoustic/vicbooth/
  50. ヤマハ サウンドソリューション「自由設計タイプ・防音ドア 価格改定」(2023年3月6日) https://sound-solution.yamaha.com/news/soundproof/news_soundproof_20230306
  51. VIBE「だんぼっちグランデ 発売」(PR TIMES) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000008664.html
  52. ヤマハ「2026年3月期 決算説明会 質疑応答」(2026年5月) https://www.yamaha.com/ja/ir/library/presentations/qa-202605/
  53. 価格.com「防音ブース」検索結果(2026年8月30日時点 約6,490件) https://search.kakaku.com/防音ブース/
  54. みんなのラッパ「Amazonの防音室を検証」(2026年4月12日) https://minnnanorappa.com/soundproof-room-amazon/
  55. ヤマハ音レント 従来プラン案内(東音楽器) https://www.touongakki.co.jp/service/otorent
  56. OTODASU「防音室レンタル」(2021年1月22日) https://otodasu.jp/otodas-rental/
  57. ジモティー「防音室」出品一覧(2026年8月30日時点) https://jmty.jp/all/sale-kw-防音室
  58. 中古防音室.jp 在庫一覧 https://used-bouon.jp/items/
  59. 中古防音室.jp「防音室の処分費用」(2026年1月15日) https://used-bouon.jp/article/disposal/
  60. 日本能率協会総合研究所「ワークブースサービス市場 2025年度24億円」(PR TIMES 2021年1月27日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000035568.html
  61. Research and Markets「Office Pods Market」(2026年4月) https://www.researchandmarkets.com/reports/6246704/office-pods-market-share-analysis-industry
  62. 日経xTREND「ミュージション 30棟727戸・待機2,800人」(2023年8月2日) https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00630/00020/
  63. 東京サウンドボックス「防音室と建築確認」解説 https://note.com/tokyosoundbox/n/nda602caf3155
  64. 島村楽器「防音室設置前のチェックポイント」(床荷重180kg/㎡・離隔・必要畳数) https://info.shimamura.co.jp/soundproof/check / 建築基準法施行令第85条
  65. VERY-Q「消防法と防音ブース」 https://very-q.jp/support/fireserviceact/
  66. ヤマハミュージック 銀座店「アビテックス導入ガイド」 https://retailing.jp.yamaha.com/shop/ginza/special/yamaha_bouonshitsu_avitecs_dounyuu
  67. 東京しごと財団「小規模テレワークコーナー設置促進助成金」(令和6年度) https://www.koyokankyo.shigotozaidan.or.jp/jigyo/telework/shokibo-telework/shokibo.html
  68. 東京しごと財団「テレワークトータルサポート助成金」(令和8年度) https://www.koyokankyo.shigotozaidan.or.jp/jigyo/telework/teletotal/total_joseikin.html
  69. 国土交通省「空港周辺の環境対策(住宅防音工事)」 https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk8_000005.html
  70. 相模原市「防衛施設周辺の住宅防音工事助成」 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/1026823/beigun_kichi/1026860/1005634.html
  71. みんなのラッパ「簡易防音室の後悔ポイント」(ユーザー検証) https://minnnanorappa.com/simple-soundproof-room-review-regret-points/
  72. 防音室ラボ「OTODASUは意味ない?の類型」(2026年7月16日) https://bouonroom-lab.com/otodasu-iminai/

本調査で確認できなかった事項(未確認一覧)

国内「防音室」市場規模の公式推計(矢野経済研究所・富士経済等に該当なし)/Googleトレンドの直接データ/コロナ後の「反動減」を示す報道/WhisperRoom・Studiobricksの日本代理店と国内価格/ヤマハ・カワイ・だんぼっち・ライトルーム・コクヨ・オカムラ・イトーキの販売台数/OTODASU・だんぼっちの公式な価格改定告知日/組み立て式防音室が建築物か家具かの行政公式見解/IT導入補助金・事業再構築補助金での防音室採択事例/国民生活センターの防音室個別相談事例/メルカリ・ヤフオクの相場統計

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