OTODASU DX145 レビュー|設置・遮音性能・使用感を徹底検証

「OTODASU DX145は本当に効果があるのか」「組み立ては難しくないか」「DX160とどちらを選ぶべきか」——DX145の購入を検討している方が抱える疑問に、この記事で徹底的に答えます。基本スペックから開封・組み立ての流れ、遮音性能の実測データ、実際の使用感まで、購入前に知っておきたい情報を網羅しました。

OTODASU DX145 組立式簡易防音室 ホワイト 外観

OTODASU DX145 基本スペック

まずDX145の基本スペックを整理します。

OTODASU DX145-G ブラック 組立式防音室
項目 スペック
外寸(幅×奥×高) 1,210×1,210×2,010mm
内寸(幅×奥×高) 1,100×1,100×1,920mm
遮音性能 -25dB〜-28.2dB(第三者機関測定値)
重量 約65kg
カラー展開 ホワイト / ブラック(-G)
吸音材オプション あり(MG2グレード)
組み立て工具 不要(工具なしで組み立て可能)
組み立て時間目安 1〜2名で約30〜60分
換気ファン 標準装備
床材 付属(フロアマット)

内寸1,100×1,100mmは約1.2畳相当のスペースです。成人男性が腕を広げて余裕のある広さで、ギタリストやボーカリストがストレスなく演奏できるサイズ感になっています。高さ1,920mmは大人が立った状態でも快適に使用できます。

開封〜組み立ての流れ

配送・梱包について

DX145は複数の大型ダンボール箱で届きます。重量約65kgのため、配送業者は2名以上での搬入が基本です。マンションの場合はエレベーターの有無・廊下の幅・搬入口のサイズを事前に確認しておきましょう。特に廊下の幅が90cm以上あるかどうかは重要なチェックポイントです。

梱包開封後は、まず全パーツが揃っているか付属の部品リストで確認することを推奨します。万一パーツが欠品・損傷していた場合は、組み立て前にカスタマーサポートに連絡することで迅速に対応してもらえます。

組み立ての手順

OTODASUシリーズ最大の特長が工具不要での組み立てです。DX145も専門工具は一切必要ありません。組み立て手順の概要は以下のとおりです。

  1. フロアパネルの設置 — 床に保護シートを敷いてからフロアパネルを組み合わせます。この工程が水平を決める基礎になるため、丁寧に行いましょう。
  2. コーナーポールの設置 — 4隅にコーナーポール(支柱)を立てます。カチッとはまる感触があれば正しく嵌っています。
  3. 壁パネルの取り付け — 四方の壁パネルを順番にはめ込んでいきます。DX145は2人作業が推奨されています。一人が支えながらもう一人がはめ込む動作が安全です。
  4. 天板パネルの設置 — 上部の天板を取り付けます。高さがある分、脚立や踏み台があると作業しやすいです。
  5. ドア・換気ファンの取り付け — ドアのヒンジを調整し、換気ファンを所定の位置に固定します。
  6. 最終確認 — 全パネルの接合部に隙間がないか確認します。隙間があると遮音性能が低下するため、しっかりと確認しましょう。

2名での作業であれば、慣れていなくても30〜60分程度で完成します。初めての場合でも、付属の取扱説明書が写真付きで丁寧に解説されているため、迷うことなく作業を進められます。

設置後に確認すること

組み立てが完了したら、以下の点を確認してください。

  • ドアの開閉がスムーズか(引っかかりや隙間がないか)
  • 換気ファンが正常に動作するか
  • 室内から外の音・室外から室内の音の漏れ具合を確認する
  • 床との設置面が安定しているか

遮音性能の実測データ

DX145の公表されている遮音性能は-25dB〜-28.2dBです。この数値は東京都立産業技術研究センターによる第三者機関での測定結果に基づいています。

-25dBとはどのくらいの効果か

数値だけ見ても実感しにくいと思いますので、具体的なイメージで説明します。

音の種類 元の音量 -25dB後の音量 -28.2dB後の音量
日常会話 60dB 35dB(ほぼ聞こえない) 31.8dB(ほぼ聞こえない)
アコースティックギター 70dB 45dB(遠くでかすかに聞こえる程度) 41.8dB
ボーカル練習・カラオケ 75〜80dB 50〜55dB(日常会話程度) 47〜52dB
エレキギター(アンプあり) 85dB前後 60dB(日常会話程度) 57dB前後

簡易防音室では「完全な防音」は難しいですが、DX145の-25dB〜-28.2dBは「日常的な使用で十分に周囲への配慮ができるレベル」といえます。特に声楽・ボーカル練習・アコースティック楽器の練習においては、マンション環境でも使いやすい性能です。

OTODASU DX145 MG2 吸音材付き ホワイト

吸音材MG2を追加すると効果は上がるか

MG2モデルに付属する吸音材は、主に室内の音響環境を整える役割を持ちます。壁への音の反射が減ることで、室内でのマイク録音の音質向上、演奏時の聞こえ方の改善に効果があります。外部への遮音性能(dB値)自体はそれほど大きく変わりませんが、室内での快適さと録音品質は明確に向上します。

良い点・気になる点

良い点

  • 工具不要で組み立てられる — 電動ドリルやハンマーなど特殊工具が一切不要。賃貸住宅でも安心して設置できます。
  • 第三者機関による測定値が公表されている — 「-25dB〜-28.2dB」という数値は東京都立産業技術研究センターでの実測値。信頼性の高いデータが購入判断の材料になります。
  • 換気ファン標準装備 — 密閉空間での換気が確保されており、長時間の使用でも安心です。
  • 内寸1,100×1,100mmの使いやすいサイズ — 広すぎず狭すぎず、一人での楽器演奏・テレワーク・ボーカル練習に最適なサイズ感です。
  • バリアントが豊富 — ホワイト/ブラック×吸音材あり/なしの組み合わせで、用途とインテリアに合わせた選択ができます。

気になる点

  • 完全防音ではない — -25dBの遮音性能は、音を大幅に下げるものの完全に消すことはできません。特に低音域(ドラムのキックなど)は防音室だけでは対応が難しい場合があります。
  • 重量約65kgの搬入が必要 — 一人での搬入・組み立ては困難です。必ず2名以上での作業を前提に計画してください。
  • 設置スペースが必要 — 外寸1,210×1,210mmのスペースに加え、ドアの開閉スペースも確保する必要があります。6畳以上の部屋への設置が現実的です。
  • 夏場の室内温度上昇 — 換気ファンはありますが、密閉空間のため夏場は室内温度が上がりやすいです。小型扇風機やUSBファンの併用を推奨します。

DX145 vs DX160:どちらを選ぶべきか

DX145とDX160はOTODASUシリーズの上位2モデルです。遮音性能は同等(-25dB〜-28.2dB)ですが、内寸サイズが大きく異なります。

比較項目 DX145 DX160
内寸(幅×奥) 1,100×1,100mm 1,350×1,350mm
遮音性能 -25dB〜-28.2dB -25dB〜-28.2dB
重量 約65kg 約90kg
用途 ボーカル・ギター・テレワーク 本格楽器演奏・複数機材・チェロ等
設置スペース 6畳以上推奨 8畳以上推奨

DX145を選ぶべき人:ギター・ボーカル・テレワーク用途で、コストと設置スペースのバランスを重視したい方。

DX160を選ぶべき人:アコースティック楽器の本格演奏、複数の機材をまとめて持ち込みたい方、チェロやサックスなど大型楽器を使用する方。

吸音材MG2モデルとの違い

DX145には吸音材なしの通常モデルと、OTODASU Magic Ⅱ吸音材が標準装着されたMG2モデルがあります。

吸音材MG2の効果は主に2点です。

  1. 室内音響の改善 — 壁への音の反射が抑えられ、室内での音の響きがデッドになります。ボーカルやアコースティック楽器の練習時に、より自然な音で練習できます。
  2. 録音品質の向上 — マイクを使った録音・配信において、室内反響音(残響)が少なくなるためクリアな音質を収録しやすくなります。

「まず試してみたい」という方は吸音材なしモデルを購入し、後からOTODASU Magic Ⅱを追加購入する方法もあります。

まとめ:DX145はこんな人におすすめ

OTODASU DX145がぴったりな方

  • マンション・集合住宅でギターやボーカル練習をしたい
  • テレワーク・Web会議の音漏れを防ぎたい
  • 第三者機関のデータに基づいた信頼できる防音室が欲しい
  • 工具不要で自分で組み立てたい
  • 遮音性能と予算・スペースのバランスを重視したい

DX145は、OTODASUシリーズの中でも最もコストパフォーマンスに優れた「本格派」モデルです。遮音性能-25dB〜-28.2dBという測定値に裏付けられた性能と、工具不要の手軽な組み立て設計が、多くのユーザーに支持されている理由です。

他モデルとも比較したい方はこちら

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❓ よくある質問(FAQ)

OTODASU DX145の遮音性能はどのくらいですか?

東京都立産業技術研究センターの測定で-25dB以上の遮音性能が確認されています。MG2吸音材付きモデルなら-28dB以上です。日常会話(約60dB)がささやき声(約35dB)程度まで低減されます。

DX145とDX160の違いは何ですか?

最大の違いは内寸サイズです。DX145は内寸約1,450mm、DX160は業界最大級の1,600mmです。DX160はより広い空間が必要な方やギター演奏をされる方におすすめです。重量はどちらも約40kgで同じです。

DX145のホワイトとブラックの違いは色だけですか?

はい、遮音性能やサイズは同じです。ブラック(DX145-G)はゲーミング仕様としてデザインされており、配信環境や暗い部屋での使用に人気があります。

DX145は一人で組み立てられますか?

はい、一人で組み立て可能です。工具不要でパネルをはめ込むだけなので、約20〜30分で完成します。

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