「吸音材を貼れば防音できると思っていたのに、全然効果がない…」「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」——そんな悩みを抱えていませんか?

吸音材は選び方ひとつで効果が大きく変わります。素材・厚み・NRC値・設置場所、これらを正しく理解することが快適な音環境づくりの第一歩です。

この記事では、防音室の専門販売店「Bo-On Room」が吸音材の基礎知識から種類別の選び方、2026年最新のおすすめ商品ランキング10選まで徹底解説します。読み終わるころには「自分に必要な吸音材」が明確にわかるはずです。

吸音材おすすめ 種類と選び方の完全ガイド

吸音材とは?遮音材・防音材との違い(基礎知識)

吸音材・遮音材・防音材——これら3つの言葉は混同されがちですが、それぞれ働きがまったく異なります。正しく理解することが、効果的な音対策の出発点です。

吸音材の仕組み:音エネルギーを熱エネルギーに変換

吸音材は、内部に無数の微細な気泡や繊維を持つ多孔質素材です。音波が素材内部に入り込み、繊維や気泡との摩擦によって音エネルギーが熱エネルギーに変換され、反射音(残響音)が減少します。

重要なのは、吸音材は「音を止める」ものではなく「音の反響を減らす」素材という点です。室内の音が素材に吸収されるため、残響時間が短くなり、こもった音やエコーが改善されます。録音スタジオやホームシアターで壁面に吸音パネルが貼られているのはこのためです。

遮音材との違い:「吸う」vs「跳ね返す」

遮音材は、音を反射・遮断することで隣室への音の伝達を防ぐ素材です。主成分は塩化ビニールや鉛などの重量のある素材で、「質量の大きいものほど音を遮る」という質量則に基づいています。

吸音材と遮音材の組み合わせが、実用的な防音対策の基本です。

防音材とは?

「防音材」は吸音・遮音・制振など複数の機能を包括した総称として使われることが多い言葉です。商品名に「防音材」と付いていても、実際の機能は吸音がメインだったり、遮音がメインだったりします。購入前には必ずスペックを確認しましょう。

種類 主な働き 効果のイメージ 主な素材 設置箇所
吸音材 室内の残響・反射音を低減 エコー・こもり音の改善 ウレタン、PETフェルト、グラスウール 壁・天井の内側
遮音材 音の透過を遮断 外への音漏れ防止 塩ビシート、鉛シート、石膏ボード 壁・床の内部構造
制振材 固体伝搬音(振動)を抑制 打鍵音・足音の軽減 ゴム、粘弾性素材 床・機器の下
防音材(複合) 上記複数の機能を兼備 総合的な防音効果 複合構造 用途による

吸音材の種類と特徴(素材別に解説)

吸音材には主に4種類の素材があり、それぞれ性能・価格・安全性・扱いやすさが異なります。自分の用途に合った素材を選ぶことが吸音対策成功の鍵です。

ウレタンフォーム(ピラミッド型・ウェッジ型)

ウレタンフォーム製の吸音材は、スタジオや配信環境でもっとも多く使われる定番素材です。表面のピラミッド型・ウェッジ型の凹凸形状が音波の入射面積を増やし、吸音効率を高めています。

  • NRC値: 0.50〜0.85(厚み・形状による)
  • 厚み: 25mm〜100mm が一般的
  • 特徴: 軽量・安価・取り付け簡単・高域に強い
  • 弱点: 低域(低音)への吸音効果が低め、燃えやすいものもある
Po-Pointン! ウレタンフォームは厚みを増やすほど低域まで吸音帯域が広がります。ボーカル録音・ポッドキャストなら25mm、楽器演奏の部屋に使うなら50mm以上がおすすめです。

ポリエステルフェルト(PETフェルト)

ペットボトルなどを再生したポリエステル繊維を圧縮して作るPETフェルトは、安全性が高く、賃貸住宅でも使いやすい吸音材です。ホルムアルデヒド等の有害物質を含まないため、子供部屋やオフィスにも安心して使えます。

  • NRC値: 0.55〜0.90(厚みによる)
  • 厚み: 9mm〜50mm
  • 特徴: 無害・難燃性・デザイン豊富・中高域に効果的
  • 弱点: ウレタンより重く、コストが上がる傾向

Bo-On Roomで取り扱う静科 SHIZUKA スティルネスパネル E-15(15mm)SHIZUKA E-38(38mm)は、このPETフェルト系の高性能吸音パネルです。テレワーク・学習環境から本格的な音楽スタジオまで対応できる製品ラインです。

グラスウール・ロックウール

建築業界でもっとも実績のある断熱・吸音素材です。広い帯域にわたって高い吸音性能を発揮し、専門スタジオや映画館の壁内部などに広く使われています。

  • NRC値: 0.70〜0.99(密度・厚みによる)
  • 厚み: 25mm〜100mm
  • 特徴: 高い吸音性能・低コスト・低域から高域まで対応
  • 弱点: チクチくする繊維が飛散、DIY作業時は防護が必要、むき出し設置は不可

一般消費者がグラスウールを単独でむき出しで使うのは難しいため、クロスや木枠でカバーした製品(吸音パネル)として利用するのが現実的です。

メラミンフォーム

「激落ちくん」でおなじみのメラミン樹脂から作られる素材で、軽量・難燃性・高い吸音性能の三拍子が揃った高機能素材です。航空機・新幹線の内装にも採用されるほどの品質を持ちます。

  • NRC値: 0.80〜0.99
  • 厚み: 25mm〜100mm
  • 特徴: 難燃性・軽量・高吸音・高品質
  • 弱点: 価格が高め・折れやすい・水分に弱い

素材別 吸音材 比較表

素材 代表的な厚み NRC値(目安) 価格帯(1枚) 主な用途 安全性 DIY難易度
ウレタンフォーム
(ピラミッド/ウェッジ)
25〜100mm 0.50〜0.85 200〜1,500円 配信・録音・ホームスタジオ △ 可燃性に注意 ★☆☆ 簡単
PETフェルト
(ポリエステル)
9〜50mm 0.55〜0.90 1,000〜4,000円 テレワーク・子供部屋・オフィス ◎ 無害・難燃 ★☆☆ 簡単
グラスウール 25〜100mm 0.70〜0.99 300〜1,200円 建築・専門スタジオ △ 繊維飛散に注意 ★★★ 難しい
メラミンフォーム 25〜100mm 0.80〜0.99 3,000〜10,000円 プロスタジオ・業務用途 ◎ 難燃・無害 ★★☆ 普通
ロックウール 25〜75mm 0.75〜0.95 400〜1,500円 建築・リノベーション △ 繊維飛散に注意 ★★★ 難しい
吸音材の種類比較 ウレタン・PETフェルト・グラスウール

吸音材の選び方 5つのポイント

吸音材を失敗なく選ぶために押さえておくべき5つのポイントを解説します。これを知っておくと、購入後の「思っていたのと違う」が大幅に減ります。

1. 用途で選ぶ(楽器/テレワーク/配信/生活音)

吸音材の目的は用途によって異なります。まずは「何のために吸音対策をするか」を明確にしましょう。

  • 楽器演奏・音楽制作: 広い帯域の吸音が必要。厚み50mm以上のウレタンやPETフェルトパネルをコーナーにも設置。
  • テレワーク・Web会議: 声の帯域(250Hz〜4kHz)を狙い撃ちできるPETフェルト系で十分。薄くても効果あり。
  • ゲーム配信・VTuber: 背面の壁を中心に吸音パネルを設置。ライブ配信の音質向上に直結。
  • 生活音・隣室対策: 吸音材だけでは根本解決は難しい。遮音シートや防音室との組み合わせが現実的。
  • 子供部屋・学習: 安全性最優先。難燃性・低VOCのPETフェルト系を選ぶ。

2. 素材で選ぶ

前項の素材比較表を参考にしつつ、設置場所の環境も考慮します。

  • 賃貸で傷をつけたくない → 粘着テープで貼れる軽量タイプのPETフェルト
  • 予算を抑えたい → ウレタンフォーム系(コスパ最高)
  • 最高の吸音性能を求める → メラミンフォームまたは厚手グラスウールパネル
  • デザイン性も重視 → 色・形が豊富なPETフェルト系パネル

3. 厚みとNRC値で選ぶ

NRC値(Noise Reduction Coefficient)は吸音率を示す指標で、0〜1の間で表され、1に近いほど吸音性能が高いことを意味します。

NRC値 吸音性能 適した用途
0.20〜0.40 低め 軽い残響改善、インテリア目的
0.40〜0.65 中程度 テレワーク、Web会議、一般的な生活音
0.65〜0.85 高め 配信・録音スタジオ、楽器練習
0.85〜1.00 非常に高い プロスタジオ、防音室内装

また、厚みは吸音できる周波数帯域に直結します。薄い素材(〜25mm)は高音域には効果的ですが、低音域にはほぼ効きません。ギターやピアノの低域まで対策したい場合は50mm以上を選ぶか、コーナーにバストラップを設置することが重要です。

4. サイズ・デザインで選ぶ

吸音材はインテリアとして目に触れるものです。特にホームオフィスや配信スタジオでは見た目も重要な要素になります。

  • 一般的なパネルサイズ: 300×300mm、600×600mm、900×900mm、900×1800mm
  • 壁の面積の30〜50%以上を吸音材で覆うことで実用的な効果が得られる
  • カラー展開が豊富なPETフェルト系は、インテリアと馴染みやすい

Bo-On RoomのSSP スティルネスパネル SDM-900(900×900mm)SSP SDM-1800(1800×900mm)は、大判サイズで設置効率が高く人気のシリーズです。

5. 安全性(難燃性・ホルムアルデヒド)で選ぶ

特に子供部屋・寝室・閉鎖空間への設置では、安全性の確認が欠かせません。

  • 難燃性: 消防法に対応した難燃・準不燃素材を選ぶ。特に防音室内に貼る場合は必須。
  • ホルムアルデヒド: F☆☆☆☆(エフフォースター)認定を確認。接着剤由来の揮発性有機化合物(VOC)が少ない製品を。
  • アレルギー: グラスウール・ロックウールは繊維飛散のリスクあり。子供のいる家庭はPETフェルト系が安心。
チェックリスト
□ NRC値は用途に合っているか
□ 厚みは対策したい周波数帯に対応しているか
□ 難燃性・安全基準はクリアしているか
□ サイズは設置スペースに合っているか
□ 賃貸の場合、原状回復できる取り付け方か

【2026年最新】おすすめ吸音材ランキング10選

Bo-On Roomが取り扱う製品を中心に、2026年現在のおすすめ吸音材・吸音パネルをランキング形式で紹介します。選定基準は「吸音性能・安全性・コスパ・設置のしやすさ」の4項目です。

🥇 第1位

OTODASU Magic Ⅱ(オトダスマジック2) Bo-On Room取扱

OTODASU防音室シリーズ専用に開発された高性能吸音パネルです。PETフェルト素材を採用し、難燃性・低VOC・高い吸音性能を兼ね備えます。防音室内壁への設置はもちろん、単体でも壁面吸音材として活用できます。

  • 素材: 高密度PETフェルト
  • NRC値: 0.80以上
  • 難燃性: 対応
  • 特長: 防音室との組み合わせで吸音効果を最大化
OTODASU Magic Ⅱ を見る
🥈 第2位

静科 SHIZUKA スティルネスパネル E-38(38mm) Bo-On Room取扱

静科(SHIZUKA)ブランドの38mm厚の本格吸音パネルです。中低域から高域まで幅広い周波数帯域をカバーし、楽器演奏にも対応できる吸音性能を持ちます。

  • 素材: 高密度ポリエステル繊維
  • 厚み: 38mm
  • NRC値: 0.85以上
  • 特長: 幅広い帯域対応・設置しやすい形状
SHIZUKA E-38 を見る
🥉 第3位

静科 SHIZUKA スティルネスパネル E-15(15mm) Bo-On Room取扱

15mm薄型でも高いNRC値を実現するコンパクト吸音パネル。テレワーク・Web会議の音質改善や、賃貸マンションでの使用に最適です。軽量なので壁への負担も少なく、貼り替えも容易です。

  • 素材: 高密度ポリエステル繊維
  • 厚み: 15mm
  • NRC値: 0.65以上
  • 特長: 薄型・軽量・賃貸にも使いやすい
SHIZUKA E-15 を見る
4位

SSP スティルネスパネル SDM-900(900×900mm) Bo-On Room取扱

900mm角の大判サイズで、1枚あたりの設置効率が高い吸音パネルです。スタジオ・防音室の壁面を効率よくカバーしたい方に最適です。

SDM-900 を見る
5位

SSP スティルネスパネル SDM-1800(1800×900mm) Bo-On Room取扱

1800×900mmの超大判パネルで、壁一面を一気にカバーできます。プロの配信スタジオや本格的な音楽制作空間の構築に。

SDM-1800 を見る
6位

フェルメノン 吸音パネル(DIY向け定番)

ホームセンターでも入手しやすいPETフェルト系吸音パネルの定番品。カラーバリエーションが豊富で、インテリアとしても使いやすい製品です。NRC値は0.55〜0.70程度で、テレワーク・日常使用に十分な性能です。価格帯は1枚1,500〜3,000円程度。

7位

ソノーライズ 吸音ウェッジパネル

スタジオ用ウレタンフォームとして人気の製品。ピラミッド・ウェッジの両タイプがあり、コスパに優れます。NRC値は厚みによって0.55〜0.82。配信・ポッドキャストの録音環境構築に多用されます。

8位

東京防音 吸音・防音ウール(TK-2080)

国内メーカーの安心感があるロングセラー吸音材。グラスウール系で幅広い帯域をカバー。工具不要で壁面やボードに取り付け可能です。

9位

GIK Acoustics 吸音パネル(輸入品)

米国のプロ向けブランド。ロックウールベースで優れた低域吸音性能を誇りますが、輸入品のため価格は高め。本格スタジオ構築を目指す方向け。

10位

ニードルフェルト カーペット素材 DIY吸音

超低コストで試せるDIY吸音材の最終手段。吸音性能はNRC 0.20〜0.35程度で低いですが、まずは効果を体験してみたい方の入門として。

用途別おすすめ吸音材

楽器演奏・音楽制作向け

ギター・ピアノ・ドラム・ボーカルなど楽器演奏の音は広い周波数帯域(80Hz〜8kHz以上)を含みます。薄い吸音材だけでは低音域に対応できないため、以下の構成が理想的です。

  • 壁面: SHIZUKA E-38(38mm)を壁面の40%以上に設置
  • コーナー: バストラップ(厚み100mm以上)を部屋の隅に設置して低域を処理
  • 天井: 反射の多い天井面にもSDM-900を配置

ただし、吸音材で対処できる音圧減衰は室内残響のみです。隣室や屋外への音漏れ対策には、防音室との組み合わせが不可欠です。

テレワーク・Web会議向け

Web会議での音質改善には、声の主な帯域(250Hz〜4kHz)への吸音が効果的です。壁面の反射音をカットするだけで、マイクに入る音の明瞭度が大幅に向上します。

  • デスク周辺の壁3面にSHIZUKA E-15(15mm)を設置するだけでも効果あり
  • パーテーションに吸音パネルを貼ることで簡易ブース化が可能

より完全な音環境が必要な場合はOTODASU Ⅱ Lightのような簡易防音室も選択肢になります。

ゲーム配信・VTuber向け

配信・録音では「デッドな(残響の少ない)音」が好まれます。背面の壁と側面への吸音パネル設置が基本です。

  • 背面壁: SDM-1800など大判パネルで効率よくカバー
  • 天井: ルームアコースティックの要。できれば天井にも設置を
  • もっとも効率的なのは防音室(OTODASU Ⅱ-G ゲーミング仕様)内に吸音材を設置する方法

賃貸マンションの生活音対策向け

賃貸で使う吸音材選びのポイントは「原状回復できること」と「軽量・薄型であること」です。

  • 剥がせる両面テープ対応の軽量パネル(SHIZUKA E-15等)
  • 壁面の「ファーストリフレクションポイント」(音が最初に反射する点)を集中的に処理
  • 重要: 吸音材だけでは隣室への音漏れは防げません。壁を伝わる音(固体伝搬音)には別の対策が必要です

子供部屋・学習環境向け

子供部屋への設置は安全性最優先。OTODASU KIDSのような子供専用設計の防音スペースと、F☆☆☆☆認定の吸音材を組み合わせることで安全で集中できる学習環境を実現できます。

用途別吸音材の設置方法 テレワーク 楽器 配信

吸音材の効果的な貼り方・設置方法

吸音材は「とにかく貼ればいい」わけではありません。設置場所と方法を正しく選ぶことで、同じ枚数でも大きく効果が変わります。

壁面への貼り方:ファーストリフレクションポイントを狙え

音響学的にもっとも効果的なのは、ファーストリフレクションポイント(FRP)への設置です。これは、スピーカーやマイクから出た音が最初に壁に当たって反射する点です。

  1. 椅子に座り、左右の壁で鏡を動かして「スピーカーが鏡に映る位置」を特定 → そこがFRP
  2. 左右・背面のFRPを中心に吸音パネルを設置
  3. 壁面全体の30〜50%を吸音材でカバーすることを目標に

取り付け方法には「両面テープ」「マジックテープ」「フック&ループ」「専用フレーム」などがあります。賃貸には剥がせる粘着タイプを使い、原状回復できるようにしましょう。

天井への設置:クラウドパネルで残響を大幅カット

天井に設置する吸音パネルは「クラウドパネル」と呼ばれます。床と天井の間で音が往復する「フラッターエコー」を抑制し、残響時間を大きく短縮できます。

  • スピーカーやマイクの真上を優先して設置
  • 軽量のPETフェルト系パネルを使い、落下リスクを最小化
  • フック型の天井アタッチメントや可動式スタンドを活用

コーナー(バストラップ)の活用:低域対策の要

部屋のコーナー(壁と壁が交わる角)は低域の定在波(スタンディングウェーブ)が集中する場所です。ここに厚い吸音材を設置することで、低音のこもりやブーミーな音を大幅に改善できます。

  • 床から天井まで設置するのが理想だが、まず膝〜肩の高さから始めると効果を実感しやすい
  • 厚みは最低50mm以上、できれば100mm以上
  • 三角形のコーナーパネルを使うと設置スペースが最小で済む
設置の優先順位
① コーナー(バストラップ)→ ② ファーストリフレクションポイント → ③ 背面壁 → ④ 天井(クラウド) → ⑤ 残りの壁面

吸音材だけでは不十分?防音室という選択肢

ここは正直にお伝えします。吸音材単体でできることには明確な限界があります。

吸音材の限界を正しく理解する

吸音材によって期待できる音圧の低減効果は、一般的に約-5〜-10dB程度です。これは「体感上、音が半分〜やや小さくなる」程度の変化です。

対策の種類 遮音効果(目安) 主な効果 向いている場面
吸音材のみ -5〜-10dB 室内残響の低減 録音音質の改善、Web会議の明瞭度向上
遮音シート -5〜-15dB 壁面の音透過を抑制 隣室への音漏れ軽減(補助的に)
簡易防音室(OTODASU等) -20〜-30dB 音の遮断+吸音の複合効果 楽器演奏、配信、本格的な防音が必要な場面
防音室+吸音材 -30〜-40dB以上 遮音+内部音響の最適化 プロレベルの録音・演奏環境

OTODASU防音室シリーズの紹介

Bo-On Roomが販売するOTODASUシリーズは、工具不要で組み立てられる組立式防音室です。本格的な遮音性能を持ちながら、マンション・一戸建てのどちらでも設置できるのが特長です。

  • OTODASU Ⅱ Light — エントリーモデル。テレワーク・一人配信から始めたい方に最適。
  • OTODASU Ⅱ(吸音材付き) — 吸音材セットで内部の音響もそのまま整う。すぐに使えるフルパッケージ。
  • OTODASU Ⅱ-G(ゲーミング仕様) — ゲーム配信・VTuber向けにデザインされた特別仕様。
  • OTODASU DX145 MG2 — 中上位モデル。内寸が広がり楽器演奏にも快適に対応。
  • OTODASU DX160 MG2 — 内寸1,600mmを誇る最上位モデル。ギター・ドラムにも対応する業界最大級クラス。
  • OTODASU KIDS — 子供専用設計。学習・ピアノ練習のための安全な防音空間。

防音室+吸音材の組み合わせが最強の理由

防音室は外への音漏れを-20〜-30dB抑制しますが、内部で反射した音による残響(こもった音)は防音室単体では解決できません。そこにOTODASU Magic Ⅱのような吸音材を内壁に設置することで、「外に音が漏れない」かつ「内部の音がクリアで心地よい」という理想的な音環境が実現します。

全ラインナップはBo-On Room 防音室コレクションでご確認いただけます。

吸音材のメリット・デメリット

メリット5つ

  1. 低コストで始められる: 数千円〜数万円で音環境の改善が可能。防音室と比べると圧倒的にコスパが高い。
  2. 工事不要・賃貸でも使える: 壁を傷つけない取り付け方法を選べば、賃貸マンションでも設置できる。
  3. 録音・配信音質が向上する: 室内残響が減ることでマイクへの入力音がクリアになり、配信・録音クオリティが上がる。
  4. Web会議の聞き取りやすさが改善: 相手への声が明瞭に伝わり、聞き返しが減る。
  5. インテリアとしても機能する: デザイン性の高いパネルはアート感覚で飾ることができる。

デメリット3つ(正直に書きます)

  1. 外への音漏れは防げない: 吸音材は室内の残響を減らすものであり、音を「外に出さない」効果は極めて限定的。「隣に聞こえないようにしたい」用途には防音室・遮音対策が必要。
  2. 低域への効果は限定的: 薄い吸音材(〜25mm)はバスドラム・ベース・ピアノの低音域(80〜200Hz以下)にほぼ効果なし。低域対策にはバストラップか厚みのある素材が必要。
  3. 設置面積が必要: 壁面の30%以上を覆わないと実感できる効果が得られにくい。部屋が狭い場合は見た目・空間のトレードオフが生まれる。

よくある質問(FAQ)

Q1. 吸音材を貼れば隣の部屋に音が聞こえなくなりますか?

A. いいえ、吸音材だけでは隣室への音漏れは防げません。

吸音材の役割は「室内の残響・反射音を減らす」ことです。壁を伝わる音(空気伝搬音・固体伝搬音)を遮断するには、遮音シートや防音室が必要です。隣室への音漏れを本格的に防ぎたい場合は、OTODASU防音室シリーズのような組立式防音室を検討されることをおすすめします。

Q2. 吸音材の効果はどれくらいですか?dB(デシベル)で教えてください。

A. 吸音材による遮音効果の目安は-5〜-10dBです。

-10dBは体感上「音が約半分になった」と感じられる変化です。室内の反響・残響を減らすことで録音・配信音質や会話の明瞭度は大きく改善しますが、音そのものの音圧(大きさ)を大幅に落とす効果はありません。-20dB以上の遮音効果が必要な場合は防音室との組み合わせが必要です。

Q3. NRC値とはなんですか?どれくらいあれば十分ですか?

A. NRC(Noise Reduction Coefficient)は吸音率を0〜1で表した指標です。

1.00が完全吸音で、数値が高いほど音を多く吸収します。テレワーク・Web会議用途ならNRC 0.50〜0.65で十分効果が得られます。楽器演奏・本格的な録音環境を作りたい場合はNRC 0.75以上を目安に選んでください。ただし、測定周波数帯域によってNRC値は変わるため、単純な数値比較には注意が必要です。

Q4. 賃貸マンションで吸音材を使うとき、壁に穴を開けずに設置できますか?

A. はい、可能です。剥がせる両面テープや粘着フックを使う方法が一般的です。

軽量のPETフェルト系パネル(SHIZUKA E-15等)であれば、剥がせる粘着テープで貼ることができ、引越し時に跡が残りにくいです。また、突っ張り棒を使ったラック型やスタンド型の吸音パネルも壁に一切触れずに設置できます。

Q5. 吸音材はどれくらいの面積を貼れば効果がありますか?

A. 壁面積の30〜50%以上を目安にしてください。

1〜2枚だけ貼っても体感できるほどの変化は感じにくいことがほとんどです。特にファーストリフレクションポイント(FRP)とコーナーを優先的にカバーすることで、少ない面積でも高い効果が得られます。まずはデスク周辺の壁3面から始めるのがおすすめです。

Q6. 子供部屋に吸音材を設置しても安全ですか?

A. 素材選びをすれば安全に使えます。

子供部屋にはF☆☆☆☆認定の低VOC素材、難燃性のPETフェルト系を選んでください。グラスウールやロックウールは繊維が飛散することがあるため子供部屋への使用はおすすめしません。OTODASU KIDSは子供の安全を考慮した設計になっています。

Q7. ウレタンフォーム製の吸音材は火災が心配です。難燃性のものはありますか?

A. はい、難燃性加工のウレタン製品や、そもそも不燃・難燃のPETフェルト系素材を選ぶことをおすすめします。

一般的なウレタンフォームは可燃性が高いため、密閉空間(防音室内)への設置には難燃性素材が推奨されます。OTODASU Magic ⅡSHIZUKA E-38は難燃性に対応した製品です。

Q8. 防音室と吸音材、どちらを先に買うべきですか?

A. 音漏れが目的なら防音室が先です。音質改善が目的なら吸音材から始めましょう。

「隣に音が漏れないようにしたい」場合は吸音材では解決できないため、先に防音室を導入することをおすすめします。一方、「録音・配信の音をよくしたい」「残響を減らしたい」が目的なら、まず吸音材から試してみるのが合理的です。もちろん、防音室+吸音材の組み合わせが最も効果的です。詳しくは防音室のラインナップをご覧ください。

まとめ:吸音材選びのポイントを振り返る

吸音材選びで失敗しないために、この記事のポイントをまとめます。

  • 吸音材は「室内の残響を減らす」もの。外への音漏れ防止には遮音材・防音室が必要。
  • 素材は4種類(ウレタン・PETフェルト・グラスウール・メラミン)。用途・安全性・予算で選ぶ。
  • NRC値と厚みで性能を判断。薄いと低域は吸音できない。
  • 設置はコーナー → ファーストリフレクションポイント → 背面の順で優先する。
  • 本格的な防音には防音室との組み合わせが最強。吸音材単体の限界(-5〜-10dB)を超えられる。

Bo-On Roomでは、プロ品質の吸音材パネルからOTODASU防音室シリーズまで、あなたの音環境づくりをトータルサポートする商品を取り揃えています。まずは商品一覧をご覧ください。

Bo-On Room の吸音材・防音室を見る

防音室の正規販売店「Bo-On Room」では、高性能吸音材パネルからOTODASU防音室シリーズまで、プロ品質の音響製品を取り揃えています。

OTODASU Ⅱ / DX145 / DX160 / KIDS / ゲーミングモデルも取り揃えています

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